試乗


SIGMA DP3Merrill

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会社の帰りに1シリーズを試乗してきた。
実はもう注文を出しているのだが、まだ一度も実車に乗ったことが無かったのだ。
たまたま立ち寄った本屋で見た雑誌で、1シリーズの評価が低かったので、心配になって試乗にでかけた。
BMWは何台も乗り継いでいるので、安心しきっていて、実際に運転することをしなかった。

長距離乗ったわけではないが、まあ想像していた通りで、何の文句もない。
これで十分である。
旧型に比べると、排気量が少ない分、長い加速の際の伸びがないが、それ以外はすべて性能が向上している。
操舵のフィーリングも違和感無く、最初から何年も乗っていたような感覚で運転できる。

もっともこちらも、昔のように性能の向上ばかりを望む気持ちは薄く、感激はまったく無かった。
自分が変わったというより、時代が変わったのだと思う。
まあ、血が騒いだ時は、何といってもFRだから、それなりに楽しませてくれるだろう(笑)



今日の時計ベルト。
オメガのデ・ヴィルに、ジャン・ルソーのルイジアナ・アリゲータ・セミマットのブラックをつけた。

サン・マルコに押され気味だが、ブルーのドレス・ウォッチとして捨てがたい魅力を持つ時計である。
さすがはオメガで精度も高く、実用性は十分で、実際に日常に使いたくなる。
シンプルなデザインは飽きがこなく、地味ではあるがいい時計である。
個人的には、オメガには真面目で良心的な会社というイメージを持っている。
(それが合っているかどうかは分らないが・・・)

前回組み合わせたmutaのアイステジュがあまりにもマッチしていたので、それ以上の相性は期待できないが、恐らく黒もいけるだろうとふんで、ジャン・ルソーのアリゲータを組み合わせてみた。
ご覧の通り、悪くは無い。
色付き文字盤のドレス・ウォッチとして、バランスよくまとまっている。

実は幅17mmの黒いワニ系ベルトというと、この1本しか持っていない。
そのため何度もここに登場している。
ジャン・ルソーにオーダーしたもので、オーソドックスに徹した仕様だが、細部まで丁寧に作られた極めて質の高いベルトである。
カン幅17mmというと、手持ちのカラトラバやバセロンもこのサイズなので、どうしてもフォーマルでの使用を意識した高品質な黒いベルトが必要になる。
実質的には結婚式専用のベルトといえる(笑)

アンティークを集めていると、この時代(60年代前後)の大きさの時計には、幅17mmのベルトがベストであるとわかってくる。
一般には幅18mmが主流と思われがちだが、18mmだとデザイン上わずかにベルトが大きく感じられる事が多い。
すっきりとまとめるには17mmがバランスよく、実際手持ちのアンティークの中では、もっとも多いサイズだと思う。

しかし一方で、この幅だとベルトの質の高さが表現しづらいとも感じている。
せっかく素材にいいものを選んでも、出来上がってみると思ったほどではない。
表面積が小さいので、素材の良さが伝わりにくいのだ。
エレガントさを求め、17-14という先のすぼまった形状を指定するため、余計に面積が狭くなる。
それでいてオーダーする時には、幅が広いものと金額は変わらないので、何だか損したような気分になる(笑)

性能を考えても、デ・ヴィルは普段使いたい時計なので、他のベルトも試してみようと思っている。
この品の良さを生かすためには、繊細なデザインのベルトを選ぶ必要があるだろう。

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