交換

SIGMA DP2Merrill

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まったくずいぶんと遅ればせながらであるが、タイヤを夏用に交換した。
まだ雪の上を走る可能性があるため、スタッドレスのままでいた・・訳ではない。
もうそんな季節はとうに過ぎている。
単に忙しくて交換する時間が無かったのだ（笑）

夏用のタイヤも冬用のタイヤも磨り減っており、そろそろ限界が近付いている。
それでも騙し騙し使っているのは、そろそろ車本体が買い替え時だからだ。
古い1シリーズが気に入って、そのまま何年も乗っているが、燃費の悪さを考えても、いい加減買い換えた方がいいだろう。

運転のスタイルが変化したのが、タイヤの寿命に貢献している。
以前のように無駄に飛ばすことをほとんどしなくなった。
無意識のうちに自分の反射神経と対話しながら運転を抑制しており、老化とともに運転速度も控えめになってきたのだ。
そのため走行距離は変わらなくても、タイヤが減る速度は劇的に遅くなった。

そうなると、何も飛ばすことを前提として次の車を選ぶ必要は無くなる。
実際数年間乗ってきた120iは、非力ながらまったく不満を感じなかった。
たまにテールがずるりときても、自分の腕の範囲で抑えこめる。
以前のように300馬力もある車を選んでいたら、逆に制御できなくて事故を起こしていたかもしれない。

実のところ、これからは悪天候でも目的地に到達できる車の方が、立場上必要なのかもしれない。
何があっても、僕自身が駆けつけなければならない場合がある。
四輪駆動車という選択肢も頭をよぎる。
ただ時折ワインディングロードを熱く走る欲求に駆られるのは確かであり、スポーティな後輪駆動車への思いが捨てきれないでいる。

タイヤを夏用に換えて、ステアリング・インフォメーションとブレーキ・フィールが格段に良くなった。
これならゆっくりと流しても気持ちよく走れる。
グリップの悪いスタッドレスと違い、交差点で簡単に横滑りすることも無くなり、安心して走ることが出来る。