ベルト


SIGMA DP2Merrill

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ジーンズに使っている革のベルトを、久々に買い換えることにした。
今のものは、もう10年近く使っており、だいぶ痛んできたのだ。

学生時代からベルトの銘柄は決めていて、アメリカのホルスターメーカーのものを使用している。
ごついホルスターを吊るして、重い銃を運ぶことが前提のベルトなので、厚みがあり頑丈に作られている。
アメリカらしくオイル仕上げのサドルレザーが使われており、革製品としても魅力的だ。
一般に売られているベルトとは次元の違う作りで、ジーンズ用としても最高のベルトといえるだろう。

品質を考えると、ビアンキかギャルコのどちらかの製品になるであろう。
ホルスターに関しては、後発のギャルコより、ビアンキの方が王道のイメージが強い。
子供の頃から、ビアンキの製品に憧れていたこともあり、僕もビアンキの方が好きだ。
創設者のジョン・ビアンキにファンレターを出して、手紙をやり取りしたこともある。

しかしベルトに関して言うならば、ジョンには言えないが、実はギャルコを愛用している(笑)
ビアンキのものと使い比べてみて、耐久性や使い勝手で、ギャルコの方に軍配を上げた。
ギャルコのSB10というベルトを、今までに3本使い潰したが、それぞれ10年近くもった。
ビアンキのものも数本試してみたが、意外に表皮が痛みやすく、数年でだめになった。

SB10というのは1-1/4インチ(約3.2cm)幅の細めのベルトで、表面にはアンディ・アンダーソンのガンファイター・ステッチ風の飾りが入る。(ファンシー・ステッチと呼ばれているようだ)
ところがギャルコ本社のサイトで見ると、すでにこのベルトはラインナップから落ちている。
もしかしたら生産中止かもしれない。

SB10を長く愛用してきたが、今回は気分を変えて、違うモデルを買ってみることにした。
SB6という1-3/4インチ(約4.5cm)幅のベルトがよさそうだ。
同じくステッチの飾りが入るベルトで、少々幅が広すぎる気もするが、ジーンズ用としては悪くない選択だ。
長さが2インチ毎に用意されていて、その中から自分に合ったものを選んで注文を入れた。

ところがこれも在庫切れだそうで、発送が数週間先になるというメールが、ショップから返ってきた。
在庫が無いなら無いで、先に言ってくれよ・・と言いたくなる。

現在使用中のSB10はもうボロボロで、早急に新しいものが欲しい。
そこで今度は、eBayオークションを利用して、同社のSB5というベルトを落札してみた。
SB6と同じく幅広であるが、こちらは飾りのステッチの入らないプレーンなベルトである。
多分SB6の兄弟機種であろう。

オークションの出品物ということで、こちらはすぐに届いた。
早速ジーンズのベルトループに通してみる。
1-3/4インチもあると、ループ幅いっぱいになるが、革の面積の広さがものをいって、予想以上に迫力があってカッコいい。
茶褐色に輝く表面の質感と、オイルフィニッシュの香りが心地よい。
見る人の多くがベルトに注目するのは、こういう高品質な革製品を、普段身近に見たことが無いからだろう。
ジーンズを履く事の多い方にはお勧めである。

先に注文したSB6の方は、注文を取り消そうかとも思ったが、こうなるとステッチの入ったものも欲しくなる(笑)
ちょっと贅沢だが、ベルトを2本揃えて、気分によって使い分ければいいのだ。
ということで、オーダー取り消しはせずに、そのまま数週間先の到着を待つことにした。

SB5を着けて、Mrs.COLKIDにどうだろうかと見せたら、あなたには幅の広いベルトの方が似合うわ・・と言われた。
少し照れながら、そう?・・なんて答えたが、前の細いのは、お腹が上に乗ることがあったから・・と付け加えられた。
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