仕事始め


D800E + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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今日から仕事始め。
まだ休んでいる会社が多く、電話は少ない。

だがこうしている間にも、円安がどんどん進んでいる。
年末年始を挟んでいるにもかかわらず、この数日間で大幅に動いた。
本当は皆のんびり休んでいるどころではないはずだ。

休み前と、休み明けでは大きな違いがある。
出てきたら世界が変わっていた・・ということになりかねない。
輸入業者は休み明けからどう対処するのだろう。

当然のことながら、円安のせいでeBayの魅力が大幅に減ってしまった。
少し前まで70円台だったのだから、現時点の為替レートでは、全ての商品が1割以上値上げしたのと変わらない。
90円台半ばまで行けば、一律2割上がったことになる。
海外からの買い物に食指が動かなくなるのは当然だ。



今日の時計ベルト。
ジラール・ペルゴのアンティークに、ディ-モデルの「スポーツ・ウォータープルーフ」のブラックをつけた。

普段からカラトラバというわけにもいかないので、日常的に使えるシルバーの手頃なアンティークを探していた。
ロ-マン・インデックスにブルー・スチール・ハンド、さらにはファンシー・ラグと、ほぼ完璧に条件を満たしたジラール・ペルゴの手巻きを見つけたので、円高のうちに確保しておいた(笑)

ところが届いてみてビックリ。
何とフィックスド・ラグであった。
ベルトは縫い込んで固定されており、簡単にはベルト交換がきかない。
要するにこのコーナーには使えないのだ。
勝手な思い込みではあったが、この形のラグでバネ棒を使っていないとは考えもしなかった。

オークション画面の写真解析で判別する段階では、カン幅が17mmと18mmの中間くらいの数字になってしまい、どちらだろうと思っていたのだが、届いた現物を測ってみると実際に中間的な値であった(笑)
考えてみたらバネ棒をそこに固定する必要が無いので、ラグ間の距離はそれほど精密でなくても済むのだろう。
溶接されたバーが補強材のように突っ張り、ラグががっちりと固定されているので、ペンチで修正することも出来ない。



これは困ったぞと思い、手持ちの中から取り付け可能なベルトを探す。
シルバーの文字盤にブルー・スチールの針ということもあり、基本的に寒色系のベルトと相性がいい。
ブルーやグレーのベルトがしっくりくるが、どちらも捨てがたく、自由に交換出来ないのが残念でならない。

市販でフィックスド・ラグ用のオープンエンド型のベルト・・ましてや奇数サイズの17mm用となるとほとんどみつからない。
ヒルシュからクロコダイルとキャメルグレインの2機種が出ているが、国内では販売されておらず、海外のショップから取り寄せるしかない。
御三家にオーダーすれば作ってくれるが、それだと例によって数ヶ月待たなければならない。

とりあえず、まずはオリジナルのベルトをステッチをほぐして外し、手元にあったディ-モデルの「スポーツ・ウォータープルーフ」の17mm幅を改造して取り付けた。
個人的に気に入っているモノトーン調のベルトだ。
時計との相性もまあまあである。

ディ-モデルやヒルシュの製品には、取り付け部分が折り曲げて接着しただけの構造のものがあり、それを無理矢理はがすことで、とりあえずオープンエンドのベルトの代用として使うことが出来るのだ。
(事実上の破壊行為なので真似しないように・・・笑)
バーを通した後、はがした部分を瞬間接着剤で再度固定して、何とかディ-モデルのベルトを取り付けた。

もうひとつ、予想外だったことがある。
写真で見た時は地味で普段使いにいいデザインだと思っていたが、ファンシー・ラグが意外に目立つものであることがわかった。
腕に巻くとケースとベルトの隙間がやけに広く見えて、遠目でも特殊な時計だと判ってしまうのだ。
こうなったら中途半端に地味な路線をとらずに、思い切って鮮やかなベルトを選んだほうがいいかもしれない。

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