ワールド・オブ・ビューティ


D800E + AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G

大きな画像

毎年JALのワールド・オブ・ビューティという、高さが1.2mもある大型のカレンダーをいただき、応接間の壁に飾っている。
世界の国々から美女を選出し、その国ならではの美しい光景をバックに撮影された、異国情緒溢れるカレンダーだ。
いつもいただくのは1年が6枚綴りの大きなバージョンで、6人の「世界の美女」が中央にドーンと写っている。
印刷面積が大きいこともあり、かなりインパクトの強いカレンダーで、市場での人気も高いらしい。
一般の家庭では飾る壁が無いのではないかと思われる大きさで、応接間でも目立つ為か、来客が話題にすることが多い。

今年も仕事始めの朝一番に、送られてきた箱から出して壁に吊り下げた。
ところがいつもと雰囲気が違う。
今までは近寄り難いような際立った美女を選び、ゴージャスでカラフルな場所を背景に撮られた写真が多かった。
それが巨大な紙面に印刷されているので、凄い迫力があったのだ。

ところが今年のものは、なぜか「近所の娘さん」的なモデルさんが多い。
背景も、言っちゃあ何だが、その辺で撮ったような場所ばかりだ。
どちらかというと、スナップ的な写真である。

コンセプトを変えたのだろうか?
親しみやすいといえばその通りで、決して悪いわけではないのだが、ワールド・オブ・ビューティと銘打ってまで、大きく印刷して壁に貼る理由が希薄な感じがする。
昨年までのカレンダーを知っている人たちも、あれっ?という不可解そうな表情で見ている。

画質も今までと違うように感じる。
正直なところ、一般的なデジタル一眼レフで撮った写真と、それほど変わらないのではないかと感じた。
画像処理の方法が変わったのか、あるいは印刷の品質が変わったのだろうか?

まあ、まだ見慣れないので違和感を感じているだけかもしれない。
案外時代の先取りで、これからはこういう写真が主流になっていくのか・・・
そう思ったが、考えてみるとこれ見よがしのゴージャスな写真は、会社として出すわけにいかない状況にあるのかもしれない。
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