見学


SIGMA DP2 Merrill

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今日はビッグサイトに展示会を見に行った。
たまには見学する側で参加するのも面白い。
喉が痛かったのも忘れて、会場を夢中になって歩き回った。
抗生物質で抑えていることもあり、けっこう元気であった(笑)



今日の時計ベルト。
ジャガー・ルクルトにジャン・クロード・ペランのバッファローのブラックをつけた。

前回20mm幅で作り、非常に気に入っていたバッファローのふたコブを、ルクルト用に18mmで作った。
素材はバッファローのブラックPB23、型はD型のドーム(二コブ)、糸は手縫いのシングルステッチにして、色は前回より少し明るいNo.495のシルバーグレーを選んだ。
ステッチを強調して、スポーティな雰囲気を出したのだ。

前回通常の牛革を選んで失敗した裏材は、今回はアンチスエットのラバーを選び実用性を上げた。
ふたコブという立体的な形状を生かすために、サイズは18-16にして、あえて細くはしなかった。
前回同様、つや消しでしわの多いところを使って欲しいという注釈をつけた。

コブの形状は、前回とまったく違い彫が深い。
気紛れで形を変えたように見えるが、それもまたペランらしいところ(笑)



このタイプは2回目ということもあるが、非常にいい。
ルクルトが精悍さを増し、抜群にカッコよく見える。

やはりJ.C.ペランのオーダー品は、特有の品質感がある。
手縫いのステッチに多少の乱れはあるのだが、見た瞬間に欲しくなるような不思議なオーラを放っている。
シャープな形状にも、ペランならではの品のよさがある。

これは予想だにしなかったのだが、何と1ヶ月と数日で出来上がってしまった。
3ヶ月以上は覚悟していたのだが、暇なシーズンだったのだろうか?
それともたまたま気が向いて、すぐに作ってくれたのか・・・(笑)

早ければ文句はあるまいと言われそうだが、この不安定さがペランらしいところで、一体どうなっているんだと言いたくなる。
腕はいいのだが、なかなか言うことを聞いてくれない頑固な職人・・という感じで、実に面白い(笑)

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