音色


SIGMA DP2

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今日は午前中晴れると聞いていたので、朝からD3Xを持って出掛ける準備をしていたのだが、いざ家を出る段になり、何となく気が進まなくなって中止した。
この季節はまだ撮るものが少なく、何を撮っていいのか思いつかなかったのだ。

結局軽いカメラを持って、都内を散歩した。
重装備をやめたのは正解で、皇居の周りを歩いている時に電話があり、親戚に不幸があり急遽帰宅することになった。
虫の知らせかもしれない。


現在オーディオはSACDを中心に聞いているが、たまにはDVD-AUDIOも聞いてみようと思い、ソフトを買おうかと思ったら、もうこの世から消えてしまったという。
秋葉原を通ったので、DVD-AUDIOを買おうとお店に入ったら、もう在庫はこれしかないと小さな棚に案内された。
その在庫分を売り切ったらおしまいだそうで、すべて半額で売られていた。

手持ちのDVD-AUDIOのディスクはどれも共通した音の傾向を持っていて、密度感は高いのだが、暗くて少し重い音色になる。
今日買ってきたディスクも、そういう傾向を感じた。

それに対しSACDは、(我家では)フットワークが軽くハイファイ感を強調したような音になる。
僕としてはSACDの音の方が断然好きだ。

何年か前に、自分でCDからアップサンプリングしてDVD-AUDIOのディスクを作ったことがある。
ただのオーバーサンプリングとは違い、ちゃんと積分して変換するソフトで、計算に恐ろしく時間がかかり、CPUが2個入っているワークステーション(当時100万円もした)でCD一枚の処理に一晩かかった。(その間CPU使用率は100%になりっぱなし・笑)
何日かかけて、お気に入りのソフト何枚かを変換処理してディスクを作成した。
そちらは一般市販されているDVD-AUDIOソフトとは印象が異なり、スカッと伸びきったさわやかな音に感じられるので、今でも時折聞いている。

なお普通のCDを24ビット96kに変換して聞いたら音がいいのではないかと思い、ベリンガーのサンプルレートコンバーターを購入し、使用していた時期もある。
ところがこの機器を使用すると、たしかに滑らかになり品質は上がるのだが、本来持っていたガツンとくる実体感が薄れるように感じる。
何というか、トノコで表面の細かい凹凸を潰して、ツルツルに仕上げてしまったような音になるのだ。
それが嫌で、現在は機器を外して、CDはそのまま無加工で聞いている。

ただ(懲りない奴だと思われそうだが)デジタル信号の状態でDレンジを拡大してくれる機器があるなら、味付け程度に使ってみたいものだと思う。
それがデジタルアンプの欠点を補ってくれる可能性がある。
もちろん途中一度でもアナログに戻してしまっては意味が無いのだが、どういうわけか安いものほど入出力をアナログ信号に戻してしまう機器が多い。
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