Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

他人に向ける言葉

2014年12月22日 | Weblog
自分に向けるのは良いが、
他人に向けて発してはいけない言葉があります。

例えば、
「一日24時間、一年365日、死ぬまで働け」
というメッセージです。

私自身は、
「一日24時間、一年365日、死ぬまで働こう」
と思っています。

しかし、私の会社のスタッフに対しても、
それを求めるつもりはありません。

他人に対してこの言葉を発した瞬間に、
仕事の意味も、死の意味も、生の意味も、
全ては違うものになってしまうからです。

他人に向けられた自身の価値観=その人の人間性
が、あからさまになってしまうと言った方がよいのかもしれません。

また、「私ができたのだから、君たちにもできる」という考えは、
能力を基準として考えたときには成り立つであろうと思います。

しかし、「天命」を考えたときにどうかと私は思います。

どんなに能力があったところで、
人は、二度とない自分の人生を、
自分の志と共に生きる存在だと思います。

その人には、その人の、大きな「天命」があり、
私にも、私の大きな「天命」があるのです。

その天命は、個々人にとっての唯一無二のもので有り、
また、そうであるがゆえに、畏れ慎むべきものだと思います。

従って、
自分への「天命」を深く理解すればするほど、
他人に対して「一日24時間、一年365日、死ぬまで働け」とは、
軽々に言えなくなるものだと私は思います。
自分への天命と、他人への天命は違うからです。

そして、それが天の意志だと思います。

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