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Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

宥坐の器

2018年02月12日 | Weblog
佐賀の多久聖廟内の東原庠舎の入り口に、
宥坐の器が置かれています。

「宥坐」とは、身近や身の回りという意味です。

中国古代の話しですが、
桓公の墓にあった器は、

「水が入っていない空の時は傾き、
水を適度に入れるとまっすぐに立ち、
水が満ちるとひっくり返り全てこぼれる」

というものでした。

これを見た孔子は

「知を持つものは愚を自覚し、
功績を持つものは謙譲の心をもち、
力を持つものは恐れを忘れず、
富があるものは謙遜を忘れずに正しい姿勢を保て。」

と説いた故事があります。

足りなくては危うく安定せずバランスを保てないし、
過剰であればまたバランスを失い、傾いて、
全ての中身が失われるのです。

中庸の大切さと言うことにも通ずるのだと思います。

努力せず、自分は所詮その程度と思うのも
よろしくないし、

成果を収めても慢心し、おごり高ぶれば、
積み上げてきたもの全てを失うのです。

宥坐の器に水を入れながら、
様々なことを考えさせられたことを
ふと思い出しました。




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