Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

ファイト!

2020年08月10日 | Weblog
「ファイト」という歌があります。
中島みゆきの作った歌ですが、吉田拓郎が歌っているのも、心にしみます。
青春時代に聴いた歌は、心に残っていくものなのかもしれません。
YouTubeで聴いてみて下さい。


「あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた
女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている
ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年をとる
悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる

私 本当は目撃したんです 昨日電車の駅 階段で
ころがり落ちた子供と つきとばした女のうす笑い
私 驚いてしまって 助けもせず叫びもしなかった
ただ恐くて逃げました 私の敵は 私です

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

暗い水の流れに打たれながら 魚たちのぼってゆく
光ってるのは傷ついてはがれかけた鱗が揺れるから
いっそ水の流れに身を任せ 流れ落ちてしまえば楽なのにね
やせこけて そんなにやせこけて魚たちのぼってゆく

勝つか負けるかそれはわからない それでもとにかく闘いの
出場通知を抱きしめて あいつは海になりました

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

薄情もんが田舎の町にあと足で砂ばかけるって言われてさ
出てくならおまえの身内も住めんようにしちゃるって言われてさ
うっかり燃やしたことにしてやっぱり燃やせんかったこの切符
あんたに送るけん持っとってよ 滲んだ文字 東京ゆき

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

あたし男だったらよかったわ 力ずくで男の思うままに
ならずにすんだかもしれないだけ あたし男に生まれればよかったわ

ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境を越えてゆく
諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

ファイト!」

https://www.uta-net.com/song/13307/



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広瀬淡窓・咸宜園

2020年08月10日 | Weblog
久しぶりに日田の咸宜園に行ってきました。

血気盛んな松下村塾に較べて、温厚篤実な感じがしていて、あまり魅力を感じていなかったのですが、ここに来て、その認識を改めています。

門弟3,000人とも5.000人とも言われる咸宜園ですが、文化2年(1805年)に、広瀬淡窓が豆田町にある長福寺の一角を借りて、教え始めた時には、広瀬淡窓とたった二人の門人しかいなかったそうです。

たった二人でも始める強さに私は心惹かれます。

ちなみに、咸宜園の咸宜とは、「みなよろしい」という意味で、門下生一人ひとりを大切にする考え方が込められています。

入門時に①年齢、②学歴、③身分を問わないとする「三奪法」は、ずっと前から私の心に残っている考え方で、バッカーズ寺子屋での指導の考えにも大きな影響を与えてくれました。

「鋭きも鈍きも共に捨てがたし 錐と槌とに使ひ分けなば」。
これは、広瀬淡窓の有名な言葉です。

「人間には、鋭い者ものもいれば、鈍い者もいる。しかし、鋭い錐にも、鈍い槌にも、それぞれにきちんと道具としての役割がある。同様に、人間にもそれぞれの役割が必ずある。」
これも教育に携わる者としては、本当に大切なメッセージだと思います。

また、淡窓の指針は「敬天」でした。人間は正しいこと、善いことをすれば、いつか天から必ず報われるというのです。

この敬天思想にも、私は同感ですし、更に、広瀬淡窓の教育思想に迫りたいと思います。
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