Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

歴史教育の変革に期待する

2020年08月18日 | Weblog
2020.8.18 日経新聞の報じるところによれば、高校の歴史科目は 2022 年度から必修科目「歴史総合」が始まり、18 世紀以降の日本と世界の近現代史を学ぶ内容になるとのこと。歴史の大きな転換に着目し、現代に通じる課題を多面的に考察するのことを目的とするそうです。

「現行の学習指導要領では、小中学校の社会科で日本史を学ぶことを前提に、高校では世界史のみを必修としてきた。選択科目である日本史を学ばない生徒も一定数いた。」ということで、日本史を学ぶことなく大人になる若者が、少しでも減ることが期待されます。

「文部科学省の担当者は「原始時代から時系列で学ぶ従来型のカリキュラムでは、近現代にまで十分な授業時間を割けなかった。知識の暗記ではなく、現代社会を知るための力を付ける歴史教育を目指す」と話している。」

ということのようですから、日本の国の立場に立った歴史教育となることを望みます。一つの歴史的事実も立場が異なれば、当然、違う見解になります。何が正しいかも、それぞれの正しさがあるでしょう。嘘話は排除すべきです。わが国の立場からはこうであると、明確に語れるようにしていただきたいものです。

ただ、国内世論も一致しない中で、心配されることも多いです。どこの国の立場を主張しているのか分からない人も多いからです。

期待されるのは、少なくとも、「なぜ、そうした歴史的事件が起きたのか」ということを考えていくことで、これまで吹き込まれてきた嘘話も、少しずつ、何が正しかったのかが見えてくるのではないかと思います。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする