学校教育という枠の外に出て教育をやってみたら、
こんなに伸びやかに教育が出来るんだと思いました。
公立高校の教師として務めていたときにも、
私は教育行政の枠の中にいて、
割合自由に動いていた方だと思います。
しかし、外に出てみると、
全く違う視野が広がっていました。
色々な煩わしいこと、
例えば、
外圧であったり、
自己規制であったり、
慣習であったり、
権利闘争であったり、
教育思想の対立であったり、
それが、
教育行政という枠と決別することで、
純粋に教育に打ち込めるようになったのです。
そうしたもの全てと無縁の世界で、
教育の理想を存分に追求することができる。
その手応えは、何物にも代えがたいと思います。
本当に教育を良くしたいと願うのであれば、
志ある多くの若者たちが、
既存の枠を乗り越えて、
それぞれに教育を実践していくことが大切だと思います。
幕末のように、
藩校ではなく、
私塾の教育が力を発揮する時代なのです。
そうした教育をさせていただくにあたって、
私は実に多くの方々に支えられています。
その深い感謝の念は、
全身全霊をかけての行動に
転化されていきます。
24時間365日が仕事。
24時間365日が遊び。
仕事が遊び。
遊びが仕事。
私は自由を謳歌しつつ、
教育という天与の仕事を大いに楽しみつつ、
厳しい道を歩いて行こうと思います。