Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

分析

2013年08月23日 | Weblog
近代科学技術は緻密に分析をすることを大切にして
飛躍的に発展してきたと思います。
そして、それが近代合理主義の考え方になったように思います。

つまり、私たちは、
何ごとも科学や理性などで物事を判断していくことが、
価値のあることだと信じ込むようになってしまったのです。

そのことは確かに大切な事だと思います。

しかし、教育においては、
一人一人の子どもの長所や短所を
分析して見せても何の意味もありません。

大切な事は、どうすれば、
その子が成長できるかを考え抜き、
その成長のための言葉と行動を
いかに紡ぎ出すかということです。

それは、
子どもへの深い愛情と、
深くて広い人間観を持っていなければ、
なかなか対応できるものではないと
つくづく思います。

子どもの分析ができなくても、
子どもの心を揺さぶり、
子どもと共にいつも瑞々しい心を失わない
一人の人間である事の方が、
教育というテーマで考えてみれば、
価値のあることだと私は思います。



コメント
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