Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

掃除

2013年08月17日 | Weblog
小学生の頃、
ちょっと高台にある
私の家までの階段を掃くよう
よく父に命じられていました。

何度もやり直しを命じられ、
何度もやり直していましたが、
どこがどう悪いのかという説明はありませんでした。

ただ、何度もやり直していました。
そして、「よし」と言われたときの嬉しさは一入でした。

今、思えば、
どこが悪いのか、
自分で気づけないような注視力しかない人間には、
大した仕事はできないと伝えたかったのだと思います。

父は、私が自分で気づくチャンスを
幾度も与えてくれていたのです。

理由を説明してわかる程度の注視力では、
所詮は、
自分で様々なことに気づき、
感じ取り、
細部に魂をこめた、
こだわりのある仕事など生み出せはしないのです。

見えない答えに真摯に向き合い、
一人思い悩む覚悟がなければ、
人は大して成長できはしないものだと、
最近、つくづく思います。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする