全ては戦いだと感じます。
政治にせよ、経済にせよ、医療にせよ、教育にせよ、権力やお金の力が大きく影響する戦いです。その戦いからは決して逃れることはできないのだと思います。であるならば、人として正しく戦っていきたいと思います。目先の利益だけを追うのではなく、みんなの笑顔、みんなの幸せのため、社会の良き発展のための人材育成を大切にしたいと思います。
私は、「志の教育」と「学び方の変革」の二つを大切にした教育を広げていきたいと思っています。枝葉ではなく、根っこと幹を育てる教育に力を注ぎたいと思っています。しかし、なかなかそれは難しいことです。やはり目先の利益に人は飛びつくからです。しかし、6・3・3の12年と受験にしか使えない教育ではなく、形骸化した魂のこもらない教育でもなく、生涯にわたってその人の支えとなるような教育を生み出し続けたいと思っています。
知識やスキルも大切です。しかし、根が育てば、自ずと枝葉は繁る。「良樹細根、大樹深根」という言葉の通りだと思います。また、志が立てられれば、人は自ら必要なことを学び始めるものなのだと思います。そうした教育にはお金はついてきません。しかし、ささやかな教育事業であっても、良い結果を出し続けていこうと思います。
「不義にして富(とみ)かつ貴きは、我に於いて浮雲の如し」紀元前にこう語った孔子の精神の高さに今更ながら敬意を表しつつ、苦しくても楽しく教育実践を続けていこうと思います。