つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

友人の絵画展と短歌大会

2015-10-19 | 短歌

 昨日は、午前中は、柳ケ瀬の画廊・「鮎」で、友人が出品している絵画展「ニューパレット」を見て、午後は、JR岐阜駅のハートフルスクエアGでの県歌人クラブ主催の特別短歌大会に行きました。まず柳ケ瀬まで濃姫バスで・・・これまで濃姫の髪塚があることは知らなかったです。バスのパネルで分かりました。

 ニューパレット展は初めて拝見しましたが、質の高さを感じました。「鮎」は、一昔前は画家仲間のステイタスだっのですが、最近は無料の画廊も出来て、そうでもなくなりました。八代さんの作品はこれまでも紹介していますが、今回の小品もとてもよかったです。(大作は2013.7.24) 油彩の他に水彩もアクリル画も・・・

 特別短歌会のテーマは、「戦後70年を詠む」。講師は、玉田澄子さん(77)。大陸から引き揚げられた時の苦労話は、内地で苦労知らずの我々と比較すると、とても信じられないものでした。8月9日のソ連侵攻以後の苦難は、よく冷静に話されたと思うほど。お母上は、その日妹さんを出産。出産後の体で逃げねばなりませんでした。赤ちゃんは母乳も出ない為、餓死。亡骸を堤防に埋め、行進のつづきです。夥しい日本人が亡くなり、そのまままとめて埋められました。今は畑になり、そこから多くの人骨が出るそうです。止むにやまれず中国人に預けた人も数知れず・・・

 辛酸をなめながらも、無事帰国された彼女は、この体験を20年前、「大地の風」という本にまとめ、出版。この印税を中国人の奨学金にあてられています。この本はネットで購入できます。その後「大地の花」も出されました。

短歌大会大賞は

空襲は死後であるべしサークルの仲間ら若くわれは語部       森さん

 

濃姫遺髪塚のパネル 濃姫バスで・・・

   

   「鮎」

        

        SL

             

                  ベネチアの思い出

          

           はじめてのアクリル画

百日草と紫蘭の実

 

     

      選者の一人 中部歌人クラブ小塩代表の歌評

     

コメント (8)
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