昨日は、東大大学院教授の講演会が、岐阜市商工会議所で開催されましたので友人に乗せて貰い出かけました。テーマは、「深刻化する食料・農業危機」。 講師の鈴木宣弘氏は、NHKのクローズアップ現代にも出演して活躍されています。ご多忙の中岐阜へお越しいただき感謝です。休みなしで二時間。膨大な資料を頂きましたが、講義中は撮影禁止。
日本の食糧危機について言われて久しいですが、政府の態度を聞いていると国民を無視しているのも呆れます。米国に追従しているのは戦後のままです。
戦後米国からもたらされた学校給食のパン。その原料の小麦粉は米国の余剰農産物でした。その利益は、米国のグローバル穀物商社に還元されました。
関税自由化したのもそのためです。
輸入食品は危険なことは承知していましたが、これが政府の怠慢によるものとは知らなかったです。農薬に対する法律が甘いため世界で危険視されているものが日本にだけ輸入されています。農薬漬けのほかに遺伝子操作されたものも輸入されます。輸入牛肉も危険です。ゲノム食品は危険なため米国では扱われていないのに日本は法律が甘いため実験台となっています。今の代に弊害はなくとも、子、孫の代に危険です。トモダチではなくて、ジャップへ売れ、ということです。
驚いたことは密約で米国から米を輸入していること。なんでも米国に追従しています。米36万トンを米国から買うよう命令されています。オスプレーも墜落の危険が多くどの国も使わないのに日本だけ米国から輸入。どこまでお人よし?
家庭園芸でキュウリ・茄子など作るとして自衛しても小麦粉だけは無理。パン、うどん、などの原料として、米国で売れない農薬まみれのものが輸入されます。
竹中平蔵を含む中枢のひとは、自分だけ、金だけ、今だけという態度で動いていて、日本は、これからどうなってしまうのでしょうか。
テレビ出演の折は男性も、不本意ながらお化粧されてしまうのだそうです。