つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

歴史と芸術の国イタリア

2022-10-23 | 文化

 昨日は羽島文化センターで、国際交流のつどい「イタリア」が3年ぶりに開催されました。最初は、岐阜日伊協会会長の岩田さんの講演から。イタリアに長く滞在しておられました。テーマは、「イタリア20州の文化と特色」。次に尾州毛織物関係の代表者の講演。そしてカンツォーネ。最後は、日本人男性と結婚して岐阜に住むイタリア人がイタリア中世の衣装で登場。イタリアは東ローマ帝国と西ローマ帝国に分かれていた時代もあり、独立し、共和国になったのはごく近世です。日本のように2000年以上歴史のある国ではありません。

 岩田さんの講演は、30年前のイタリア旅行を思い出させました。二度行き、フィレンツェも行ったのに、そこと岐阜市が姉妹血縁していることは知らなかったです。中心に長良川が流れているように、その町の中心には川が流れているという共通点があることから。アルベロベッロが岐阜県高山市と姉妹血縁していました。合掌作りの屋根に特徴があるということで。

 毛織物の世界三大産地が、英国とイタリアと日本の尾州であることも知らなかったです。英国は、発祥地でありますが、尾州つまり、一宮市、羽島市は、イタリアとの交流がさかんのようです。よい毛織物には、軟水であることが大切らしく、木曽川が軟水であり、他の産地の水も同じらしいです。他より軟度が高いそうです。40年くらい前、人から勧められメリノウールのセーターを買い、長く着用していました。それ以来聞くメリノでした。

 カンツォーネは、イタリアに6年留学し、歌唱力を極めてこられた宮崎さんによるもので、日本語とイタリア語で披露され、どれも素晴らしかったです。サンタルチアで締めくくられました。

 日本人男性と結婚して、岐阜市内でイタリア料理店を営むナオミ(名前は聖書にもあるもので日本の直美さんとはちがいます) さんは、37歳。中世の衣装もお似合いで素敵でした。袖が長いのが日本の着物に似ていますが、付け方が違います。

 なお、日伊でのカップルは、大半はイタリア人男性と日本人女性によるもので、奥さんがイタリア人のケースは大変珍しく、岐阜県でも一組だけです。奥さんが日本人女性のカップルは、10組あるようです。

最下段の写真は、余りにもイタリアで見たアーモンドの花が綺麗で、その後国内の業者から苗を取り寄せ、花を咲かせたもの。しかし、実は3個しかなりませんでした。これは2016年3月に咲かせたもの。その後枯れてしまいました。

右がナオミさん

アーモンドの花

コメント (6)
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