つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

公民館短歌会 167

2021-06-19 | 短歌

 当地方は今年は梅雨入りは速かったのですが、早くに降りすぎで、その後あまり降らず、農作物の出来があまりよくないと聞きます。家庭菜園をされる方がぼやく中で、昨日は短歌会を開きました。会員の二人が、最近ひょんなことから、ラジオ (周波数78.5)  「FMわっち」 に出場されましたので、皆さんで録音を聞きました。岐阜地方でしか受信できません。短歌にまつわる話とか、お互いの作品を幾つか披露されていました。もう短歌会も16年続いていますので、懐かしい作品もありました。お孫さんの成長が歌からよく分かりました。

 今年からは、添削の前に短歌の話題に触れています。昨日は菅原道真。道真の英才ぶりはよく知られていますが、5歳で短歌を詠み、11歳で漢詩を作っています。紫式部はすでに道真を学んでいて「源氏物語」中で道真に触れていることでわかります。又、雷の時、俗にクワバラと言いますが、その桑原は道真の所轄地でした。その地には不思議なことに雷がなかったことによるそうです。京都時代ですが・・・

 その後、家持に終生恋焦がれていた坂上の郎女の歌にも触れ、前回の続きの話をしました。甥、叔母と言う関係でしたが、当時は年齢、続柄にこだわりのない時代でした。家持が越中を離れるまで何度も彼に対して歌を詠んでいます。

 

今月の歌

アマリリス鉢にあふれて咲き並ぶ朝日に深紅まぶしきほどに      Hさん

 

 

コメント (4)
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