つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

第46回岐阜一陽展

2019-07-14 | 岐阜県

 昨日は、友人の久保田さんが出品されている第46回岐阜一陽展を見るため、羽島市の不二羽島文化センターに出かけました。いつもの県美術館が工事中のため、はじめてこの会場で開催。半地下になっている会場もモダンでした。

 久保田さんの作品は、 名古屋で拝見していますが会場が変わるとまた違う雰囲気です。(5/6の記事で写真は公表)  50年誌の最初の写真は、創立者の鈴木信太郎画伯の作品。

 彼女からは私が短歌に関わっているということから、素敵な本のプレゼントがありました。著者と知り合いなのです。「和歌食物本草」の現代語訳。江戸時代に出版されたものを岐阜の女医・半田喜久美さんが訳し、医師の目で解説して出版。食べ物に関する注意事項が短歌で表現されています。歌の解説と医者としての助言も加筆されています。女医のかたわら、書道もされていて、江戸時代の変態仮名を読み解かれているのです。787首の短歌に追補があるのでそれも挙げておられます。最初の歌は、いろはの、い。いもです。次は177頁のつくし。3首目は、鮒。これは体によいようです。335頁。源草社版。

芋こそは味わひ辛く平のもの諸病の毒ぞ深く慎め (芋の食べ過ぎを戒めている)

つくづくし温のものなり傷に毒もかさのちに食へば死すなり (かさは痘瘡)

ふなあまく温のものなりもろもろのかさ(瘡)くすりなり中をあたたむ 

 

目録

今井田さんの19-和水(なごみ)A

久保田さんの作品も掲載されている第46回記念誌 右は50年史の鈴木信太郎の作品

頂いた本

 

コメント (2)
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