つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

和歌の浦

2011-12-08 | 国内旅行
 堺市を後にして和歌山に向かい、その日は和歌の浦に宿泊しました。夕刻着いて日没を撮影するのに気をとられ、万葉歌碑のある番所庭園に入る時間がすぎてしまいました。紀州藩の海岸の防備見張り番が多く置かれていて、その中でも番所庭園のある「雑賀(さいか)の浦」は、和歌山城に近いので重要でした。
 万葉時代、大和の都から天皇がお供とともに和歌の浦に行幸された藤原郷は、次の歌を詠みました。

紀の国の狭日鹿(さひか)の浦に出で見れば海人の燈火波の間に見ゆ

 次は紀州東照宮です。江戸時代には500余りあった家康を祀る東照宮は今は、130ほど。近畿ではこちらが有名らしいです。日光と久能山の東照宮には、20年前に行きましたが、ここは初めてでした。

 大阪府南河内郡太子町ある聖徳太子廟にも寄りました。磯長山(しながざん)叡福寺です。太子が生前墓地と決められていたところで、太子の母、妃と三体の骨が祀られていて、三骨一廟とよばれています。親鸞などの高僧も関わっているので、そういう名のお堂もあります。ところが戦国時代、信長の焼打ちにあい全焼。豊臣秀頼が再建しました。多宝塔が美しかったです。
 太子堂と言えば、兵庫県加古川市の鶴林寺にも太子のまつわる太子堂があり、歴史も古いです。

 最後に寄ったのは、奈良の石舞台古墳。蘇我馬子の墓と言われるこの巨石の墳墓には、これまで幾度も行きました。今回は運よく霧を噴出させるイベントに会い、大勢のカメラマンに真似て撮ってみました。霧のインスタレーションは、12/25まで。


               
                紀州東照宮への階段

     
     階段を上り終えて山門に

               
                本殿に参拝

     
      叡福寺山門

           
            廟

                        
                         多宝塔

      
       石舞台のイベント
コメント (8)
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