つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

雅楽かるた

2011-11-29 | 文化
 一昨日、2月のギリシャ旅行で知り合ったSさんご夫妻の来訪を受けました。先ごろご夫婦で絵画展を名古屋で開催されたのに、都合がつかず行けなかったので、桐の箱に入った奥様の作品を見せに来て下さったのです。長屋門の展示室を見て頂いたあと、大和絵の手法で描かれた50枚の雅楽かるたを、鑑賞させて頂きました。ご主人も趣味で、モノクロ画をボールペンで描かれます。二人展の会場には、800人も見に来られたそうです。

 雅楽はお正月に皇室で公演されたり、一般では厳島神社のものが知られています。それぞれのテーマに沿い、かるた大の杉板に細密に描きこまれ、背景には金箔が散らされています。そのテーマを見るだけでも優雅さが伝わってきます。昔、蘭陵王という作品の年賀状を頂いたことがあります。胡蝶は源氏物語で知られています。迦陵頻は、寺院の飾りによく見られる架空の鳥。演目が50以上もあるとは知りませんでした。

 彼女はその原画を所蔵している京都の尼門跡大聖寺まで行き、中に入ることを許されました。一般公開しない寺ですが、門跡は彼女の作品に感動。寺宝も拝見できたそうです。皇室の什宝がたくさん所蔵されています。


桐の箱に収められています                        蘭陵王

         
         胡蝶

     
     迦陵頻

                 

       

                  
コメント (11)
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