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つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

ソープワート

2012-07-13 | ガーデニング
 ここ数年通りすがりにこの花を見て、ストックに似ていてもどこか違うと思い、これも植物サイトに尋ねて見ることにしました。ソープワートという珍しい花であることを教えて貰い、ようやくすっきりしました。

 ヨーロッパ、西アジア原産の毎年花を咲かせる多年草です。日本には明治時代に渡来。当初は薬用植物として扱われていました。根を乾燥させたものは「サポナリア根」と呼ばれ、薬となるそうです。存外に花も可愛らしく今では庭植え草花として栽培されています。

 草丈は50cm~90cm、地下茎を伸ばして年々外側へと広がっていきます。主な開花期は初夏~秋で、茎の頂点近くにある葉の付け根から短い枝を出してまとめて花を付けます。花色は白に近い淡ピンクで、園芸品種に濃いピンクや赤、八重咲きのものがあります。写真左は、八重咲き。
 先週偶然、旅行先の恵那でこの花の一重を見つけました。右の写真がそれですが、同じソープワートとは思えず、これも植物サイトに尋ねて判明しました。

 属名のサポナリアはラテン語のサポ(sapo:石けん)に由来します。和名のサボンソウも同様です。これは葉に配糖体サポナリンが含まれており、汁が出るくらいもむと石けんのような泡が出るところから名づけられました。ナデシコ科。


八重咲                                 一重咲   
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チリアヤメ

2012-07-10 | ガーデニング
 このチリアヤメは、先月末伊勢志摩に旅した時、ホテルの庭で撮りました。芝生の中にさりげなく、まるで自生しているように咲いていて、危うく見逃しそうになりました。名前が分からなくて、これも植物サイトで教えて貰いました。

 チリアヤメは白くにじむような薄紫色の花を上向きに咲かせる、半耐寒性小球根です。原産地はチリ、アルゼンチンなど。「ハーベルティア・プルケラ」の名前で多く出回っているようです。でもこの名前は別種の植物を指します。花径は3㎝ほど。草丈は8cmから10cmくらいです。葉は剣状の線形で、根際から生えます。花は短命ですが、次々に開花。
 日本へは大正時代に渡来。開花時期は4月から6月。アヤメ科。

     
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エピデンドラム ラディカンス

2012-06-12 | ガーデニング
 中津川に日帰り旅行した折に撮影したエピデンドラム・ラディカンスです。葉はデンドロビウムに似ていても花が全く違うので、これもネットに尋ねてようやく名前が判明しました。
 エピデンドラムは、中南米に広く分布するラン。もともとの色彩はオレンジ色が主流でしたが、品種改良が進むにつれ、赤、黄色、ピンク、白などの色彩もふえ、現在では色とりどりのボール状に咲く花を楽しむことができます。南アメリカ原産。

 属名のエピデンドラムは木の上に着生することから。カトレアの近縁種で、肥大するバルブを作らず,茎が長く伸びてその頂上に多数の花をくす玉状につけます。栽培はカトレアに同じ。

      

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フリチラリア ヘルモニス アマナ

2012-06-11 | ガーデニング
 下の写真のフリチラリア ヘルモニス アマナは、四月にオランダのキューケンホフ公園の中にある日本庭園で撮影しました。日本のバイモに似ていてそうではないし、クロユリにも似ていると思いながら植物サイトに尋ねると、やはりバイモやクロユリの仲間でした。北米原産。ユリ科。

 中段の写真は、友人から頂いた手作りの餡パン。皮のグリーンは抹茶の色。市販の餡パンよりうんと美味しかったです。こまめに何でも作られる彼女も、先月オランダのキューケンホフ公園に観光。二度目でした。10年に一度の植物園のイベントを見に行かれたようです。私たちの時は、少し前で準備中でした。

追記; 最下段は、本日また彼女から頂いた玉ねぎのジャム。お知り合いから学ばれて作られたもので、初めてお作りになったのにとてもうまく出来上がっています。甘くて美味しいです。電子レンジで作れるとか・・・

        


     抹茶の皮の餡パン

       
        玉ねぎのジャム
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スカビオサ

2012-05-28 | ガーデニング
 5/13にupしたフラワーアレンジメントの中で、松虫草に似てはいるけど見たことがない花を見つけたので、ネットで尋ねてみました。すると、スカビオサの中のルージュカーマインという品種であることが分かりました。さすがに回答者の皆さんは植物に精通する人ばかりの「撮れたてドットコム」(リンクしています)。葉も写っていないのに、たちどころに解答して頂けました。植物判定には、葉も重要なポイントになります。

 スカビオサは、松虫草のこと。日本の松虫草は地味ですが、改良され洋花になると別の花のように華やかになります。何でもそうですが・・・改良された紫陽花は、ハイドランジアになり、さつきはアザレアになります。椿はカメリアですね。
  
  
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キクザキイチゲ

2012-05-09 | ガーデニング
 これはオランダのキューケンホフ公園で撮影しました。名前が分からなくてネットに聞き、「キクザキイチゲ」と教わりました。出口近くにカーペット状に植栽。日本庭園ではありません。ヨーロッパでは、アネモネ・ブランタと呼ばれているようです。キンポウゲ科。

 キクザキイチゲによく似た花に、アズマイチゲがあります。その花のことを、100歳まで現役歌人であった土屋文明氏が、歌に詠まれています。下の写真はアズマイチゲ (ネットより) これもキンポウゲ科。

にんじんは明日蒔けばよし帰らむよ東一華(あづまいちげ)の花も閉ざしぬ   (昭和21年)

(山に来て拓いた畑に彼は野菜の種をまいている。にんじんの種だけが今日はまきおくれた。さあ、にんじんは明日蒔くことにして帰ろう。日も昏れ、峡の流れの上には夕霧もただよい始めた。草のまに可憐に咲いていたあづまいちげも、いつか一日の花を閉ざしてしまった。)

   
   アズマイチゲ 
 
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フリチラリア・インペリアス

2012-04-15 | ガーデニング
 ユリと思い込んでいたのですが、リンクしているorangepekoさんから、フリチラリア・インペリアスと教わりました。オランダのキューケンホフ公園の入り口近くで撮りました。
 これは、歴史上最も古くから栽培され始めた植物。フリチラリアの仲間では最も有名です。16世紀にはオランダにもたらされ、その最古のイラストレーションは何と1610年に描かれたものです。トルコ、イラン、アフガニスタンなどで自生しています。 ユリ科。

 フリチラリアの球根は大型で、長い間放置すると根が生えてしまい、痛みやすいため、入手したらすぐ、季節のできるだけ早い時期に植え付けましょう。土壌は短時間のうちに完全に排水するものでなければなりません。従って、粘度の高い土には砂を入れるといいでしょう。何年も続けて花を咲かせます。ただし、茎は育っても花をつけないことがあります。花には麝香(じゃこう)の香りがあり、大きな花蜜のしずくを作ります。

 下の写真は、我が家近くの今年の桜。帰国後も遅いさくらに間に合いました。例年でしたら、前方の枝垂れ桜は、後方の染井吉野に遅れて咲くのですが、今年は寒くて、同時に見ることが出来ました。

    
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雲間草

2012-03-24 | ガーデニング
 たまたま店先に見つけた雲間草(くもまぐさ)を買いました。これを育てるのは30年ぶり。以前関西にいた時以来です。山野草は難しく、しばらくして枯らしてしまいました。小さい花に春を見つけたようで思わず・・・でもこれは、西洋雲間草のようです。

 本来の「雲間草」は山の岩地などに生え、夏、白い花が咲きます。雲がゆきかう高山に生える、ことから「雲の間の草」で「雲間草」。ピンク色の花などの園芸品種が殆ど。西洋雲間草、または、洋種雲間草。こちらは春に開花。ヨーロッパ原産。ユキノシタ科。

 最下段は、昨日の我が家の八重枝垂れ梅。雨の中であまりよい発色とは言えません。

    
     西洋雲間草

  
   枝垂れ梅
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アメリカヅタ

2012-03-02 | ガーデニング
 5枚の葉が円形に並び垂れ下がる植物です。葉は掌状複葉で5小葉あり葉縁は歯状若しくは、波状。これも分からずネットで聞きましたら、アメリカヅタという回答が得られました。しかし、図鑑によってアメリカヅタをヘンリーヅタとしている場合もあるとか・・・複雑です。ブドウ科。
アメリカヅタは紅葉がとっても綺麗らしいです。北アメリカ原産。オランダツタ、カナダツタ、バージニアヅタなどと呼ばれているそうです。日本には大正時代に入ってきたとか。昨年行った中津川のお寺の玄関にありました。

 アメリカヅタの育て方としては、日当たりを好み、半日陰では葉色が悪くなります。始めのうちだけ誘引してやれば、幹や枝から気根を出して壁面や岩、木を這い登っていくようです。耐寒性は、強いアメリカヅタです。

追記; 今朝の中日新聞に90歳の青木さんが掲載されていました。私が頼まれて、青木さんを称える皆さんの連詩を筆に書きとどめ、それの額装が出来上がりましたのでupします。

 
  3/2付き中日新聞より

   
    青木さんを称える連詩

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元記者の「大賀ハス」 1

2012-02-16 | ガーデニング
 旧知である明石のNさんから送信されてきた大賀ハスです。さすが元新聞記者だけあってうまいものです。新聞社定年後も写真を継続されているらしいので、他の作品も見たいものです。花の周囲に飛ぶアブもうまく捉えられています。しかも逆光。元写真部の面目躍如です。動くものは苦手としているので、近かったら指南して頂きたいのですが・・・もう20年もお目にかかっていません。

 毎年歌誌「月見草」を送っているのですが、たまたま23号にハスの記事があったことで、写真を送信下さいました。平成元年、月見草の創刊号を出した後、Nさんから取材を受け、神戸新聞に掲載されました。そんないきさつもあり、夏の花を冬にupすることになりました。
 メールによると、撮影地は兵庫県加東郡社町の平池公園。
 
         
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