『格差社会を生き延びる〝読書〟という最強の武器』より ⇒ 私の場合は「生き方」だけです。女性だと、アーレント、池田晶子、ヒュパティアです。
偉人の言葉はそれ自体が哲学
私は今でこそ独立して、自分のやりたかった講師の仕事をして全国を回り、本も出版して、夢が実現できた人と言えるかもしれません。しかし、ここまでくるのに、非常に苦労してきました。
大きな壁が何度もあり、人生を何度もあきらめかけました。
毎日毎日、生きるだけで精一杯で、何のために自分が存在しているのだろうと考えたことは、一度や二度ではありません。
なぜ、「自分の好きなことをして生きてはいけないのか?」「なぜ、嫌なことで我慢をしないといけないのか?」という疑問は、なかなか解決できませんでした。
そんなときに、私を救ってくれた本が、偉人の言葉、哲学だったのです。
「偉人の言葉が集められた本」を、何度も何度も読みました。
私は当時、偉人と呼ばれている人の本を読んでいるとき、その偉人の言葉が集められた本だとしか考えていなかったのですが、今考えると、その本の中にある考え方そのものが、哲学の考え方だったのです。
哲学とは物事の本質を探求する営み
では哲学とは、一体どういうものなのでしょうか?
山口大学国際総合科学部准教授で日本の哲学者である小川仁志氏の著書『世界のエリー卜が学んでいる教養としての哲学』(PHP研究所)ではこのように述べられています。
「欧米を中心に、世界では西洋哲学が当然のように学校で教えられ、フランスなどでは大学受験の必須科目にすらなっています。したがって、グローバルに活躍する世界のエリートは哲学の基礎知識があるのが当たり前なのです」
同じくこの本によると、「哲学とは、物事の本質を批判的、根源的に探究する営みだといえます」とも書かれています。
哲学には、世界史で習ったことのある人物が出てきます。
例えば、古代ギリシャでは、ソクラテス、プラトンという人を聞いたことがあるでしょう。
ソクラテスが、哲学という学問を始めたと言われています。
ソクラテスの弟子が、プラトンで、その弟子がアリストテレスなのです。
アリストテレスは、さすがに誰でも聞いたことがある名前なのではないでしょうか。
ソクラテスの名言の中では、このようなものがあります。
「本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。本は著者がとても苦労して身に付けたことを、たやすく手に入れさせてくれるのだ」
「自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い」
「財産や名誉を得ることのみに執心し、己の魂を善くすることに努めないのを恥とは思わないのか」
というようなものがあります。
また、アリストテレスは弁論術などで知られるように、スピーチの天才だったようで、私たちのような講師業をする者は、いつもこの教えを守っています。
それは、
・ロゴス(論理) 何を伝えたいのか。
・パトス(情熱) 人に伝えたい! という情熱。
・エトス(倫理) 人は、言葉以外のものを見ているということ。
というところにも例えられたりしています。
そして、哲学は、古代から中世、近代、現代と流れていきます。
近代では、デカルト、マルクス、ニーチエなどが、聞いたことがある名前でしょう。
また現代では、実存主義のサルトルなどが、多くの人が耳に覚えがあるのではないでしょうか。
哲学には絶対的な答えがない
では、実際に、哲学がなぜ大切なのでしょうか?
先述のドリームインキュベータ代表取締役会長である堀紘一氏の著書である『自分を変える読書術 学歴は学〈習〉歴で超えられる!』では、このように述べられています。
「哲学はシンプルにいうなら、『人間について深く知り、どう生きるべきかを徹底的に考える学問』である。絶対的な答えがないことをあえて考えるのが哲学であり、哲学書の学びを介して答えのないものを考える訓練を重ねているとビジネス上の選択にも役立つのである」
また、評論家である加谷珪一氏の著書『お金持ちはなぜ、「教養」を必死に学ぶのか』では、哲学を学ぶ利点についてこのように述べられています。
「お金儲けは人とのコミュニケーションですから、人はどのような存在なのかを問う哲学の知識が役立たないわけがありません」
ビジネスマン、中でもお金儲けを考えている人には、必須の学問なのです。
格差社会を生き延びるには、この哲学の考え方が、特に必要になるはずです。
非正規労働者で働いていたとしても、リストラされたとしても、哲学の考え方を持っていれば、人生を前向きにとらえられるようになるはずです。
なので、名言集や入門書を読みながら、自分について、人間について、どう生きるかなどを、徹底的に考えるだけでも、人生が違ってくるはずです。
ぜひ、哲学書を読んで、人間の心のあり方を学んでください。
偉人の言葉はそれ自体が哲学
私は今でこそ独立して、自分のやりたかった講師の仕事をして全国を回り、本も出版して、夢が実現できた人と言えるかもしれません。しかし、ここまでくるのに、非常に苦労してきました。
大きな壁が何度もあり、人生を何度もあきらめかけました。
毎日毎日、生きるだけで精一杯で、何のために自分が存在しているのだろうと考えたことは、一度や二度ではありません。
なぜ、「自分の好きなことをして生きてはいけないのか?」「なぜ、嫌なことで我慢をしないといけないのか?」という疑問は、なかなか解決できませんでした。
そんなときに、私を救ってくれた本が、偉人の言葉、哲学だったのです。
「偉人の言葉が集められた本」を、何度も何度も読みました。
私は当時、偉人と呼ばれている人の本を読んでいるとき、その偉人の言葉が集められた本だとしか考えていなかったのですが、今考えると、その本の中にある考え方そのものが、哲学の考え方だったのです。
哲学とは物事の本質を探求する営み
では哲学とは、一体どういうものなのでしょうか?
山口大学国際総合科学部准教授で日本の哲学者である小川仁志氏の著書『世界のエリー卜が学んでいる教養としての哲学』(PHP研究所)ではこのように述べられています。
「欧米を中心に、世界では西洋哲学が当然のように学校で教えられ、フランスなどでは大学受験の必須科目にすらなっています。したがって、グローバルに活躍する世界のエリートは哲学の基礎知識があるのが当たり前なのです」
同じくこの本によると、「哲学とは、物事の本質を批判的、根源的に探究する営みだといえます」とも書かれています。
哲学には、世界史で習ったことのある人物が出てきます。
例えば、古代ギリシャでは、ソクラテス、プラトンという人を聞いたことがあるでしょう。
ソクラテスが、哲学という学問を始めたと言われています。
ソクラテスの弟子が、プラトンで、その弟子がアリストテレスなのです。
アリストテレスは、さすがに誰でも聞いたことがある名前なのではないでしょうか。
ソクラテスの名言の中では、このようなものがあります。
「本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。本は著者がとても苦労して身に付けたことを、たやすく手に入れさせてくれるのだ」
「自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い」
「財産や名誉を得ることのみに執心し、己の魂を善くすることに努めないのを恥とは思わないのか」
というようなものがあります。
また、アリストテレスは弁論術などで知られるように、スピーチの天才だったようで、私たちのような講師業をする者は、いつもこの教えを守っています。
それは、
・ロゴス(論理) 何を伝えたいのか。
・パトス(情熱) 人に伝えたい! という情熱。
・エトス(倫理) 人は、言葉以外のものを見ているということ。
というところにも例えられたりしています。
そして、哲学は、古代から中世、近代、現代と流れていきます。
近代では、デカルト、マルクス、ニーチエなどが、聞いたことがある名前でしょう。
また現代では、実存主義のサルトルなどが、多くの人が耳に覚えがあるのではないでしょうか。
哲学には絶対的な答えがない
では、実際に、哲学がなぜ大切なのでしょうか?
先述のドリームインキュベータ代表取締役会長である堀紘一氏の著書である『自分を変える読書術 学歴は学〈習〉歴で超えられる!』では、このように述べられています。
「哲学はシンプルにいうなら、『人間について深く知り、どう生きるべきかを徹底的に考える学問』である。絶対的な答えがないことをあえて考えるのが哲学であり、哲学書の学びを介して答えのないものを考える訓練を重ねているとビジネス上の選択にも役立つのである」
また、評論家である加谷珪一氏の著書『お金持ちはなぜ、「教養」を必死に学ぶのか』では、哲学を学ぶ利点についてこのように述べられています。
「お金儲けは人とのコミュニケーションですから、人はどのような存在なのかを問う哲学の知識が役立たないわけがありません」
ビジネスマン、中でもお金儲けを考えている人には、必須の学問なのです。
格差社会を生き延びるには、この哲学の考え方が、特に必要になるはずです。
非正規労働者で働いていたとしても、リストラされたとしても、哲学の考え方を持っていれば、人生を前向きにとらえられるようになるはずです。
なので、名言集や入門書を読みながら、自分について、人間について、どう生きるかなどを、徹底的に考えるだけでも、人生が違ってくるはずです。
ぜひ、哲学書を読んで、人間の心のあり方を学んでください。