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未唯への手紙

未唯への手紙

歴史Ⅲ追加 7/8

2011年12月06日 | 4.歴史
4.7.1 Local meets Global
 4.7.1.1 国家以前
  □ギリシャの土地はバラバラです。道路も鉄道もバラバラだし、人の意識もバラバラです。団結した時のイメージだけが残っている。今後の社会はバラバラのものがネットでつながったときに、個人の強さがメリットになる。
 4.7.1.2 全体主義
  □モブ(暴力的な群衆)である。失業者、チンピラ、ならず者、右翼、犯罪者、…。社会から落ちこぼれた人びとが、不平不満を抱いて、街頭に集まった。ナチスは、モブを温床にして、大きな勢力にのしあがった。
 4.7.1.3 専制主義
  □専制政治が崩れようとしている。共産主義もナチも崩れた。グローバルでのコントロールは無理です。農業からきた産業国家もやばいです。ネットのコントロールは無理です。超国家もテロもやばい。第三の道を一緒になって選びましょう。
 4.7.1.4 民主主義
  □民主主義形態が変わっていく。そちらの方から見ていきましょう。それでもって、歴史が変わるかと言うところまで来ています。上からだけでもなく、下からも変わります。ローカルとグローバルが一緒になっていきます。それによって、安定さが違ってきます。

4.7.2 Global meets Local
 4.7.2.1 環境とエネルギー
  □グローバリゼーションの進展にともない拡大した国家間の貧富の格差こそが、近年、相次ぐテロや国際紛争の火種なのである。地球温暖化による海面上昇、旱魅による穀物の収量の減少に起因する世界的な食料不足は、いわゆる環境難民を生み出す可能性が高い。
 4.7.2.2 テロに向かう道
  □イスラムの世界は、グローバルに対して、反抗しました。テロの時代です。アメリカとソ連の代理戦争です。その結果、アメリカが勝ったけど、9.11のテロのような世界に対して、アメリカは打つ手がなかった。
 4.7.2.3 EUのTGAL
  □通貨ユーロには、戦争に明け暮れた欧州に平和をもたらすという象徴的な意味合いがあるといわれる。もちろん、しかし、同時に経済政策の主導権争いも進行していた。政治的には東西統一で強大になるドイツが独自路線に向かうのを防ぐという意図も隠されていた。
 4.7.2.4 企業の動き
  □携帯電話やインターネットは便利な道具ではあるが、本当の意味で、我々人類の生活を豊かにしたと断言できるような付加価値を生んでいない。いずれ飽きられる。利活用が生む真の付加価値。これを実現できている国や事業者はまだどこにもいないのだ。チャンスは日本にもある。

4.7.3 新LmG
 4.7.3.1 グーグルの世界
  □そうしている間に、グーグルのような世界が生まれてきました。国を超えながら、自分たちは仕組みを構えながら、実際はローカルが動かします。自分たちの利益を拡大するのではなく、ローカルにメリットに戻します。新しいLmGのカタチです。
 4.7.3.2 観光立国
  □ギリシャ・トルコ・エジプトの時は「観光立国」で比較していくことを決めて、正解でした。観光のようなカタチでローカルを活き活きとさせながら、そこの多くの人が支持を受けるやり方です。平和が前提になってきました。
 4.7.3.3 新しい価値観
  □ワールド・シフトとは、文明の発展の方向性を変える。持続可能で平和な世界への変革という目的のために、すべての存在がつながっているとの認識に立ち、人類全体、地球全体を視野に入れて、自信の言動や行動を決定していこうとする活動。
 4.7.3.4 新しいLmG
  □軍事力を後ろ楯にした強固な支配体制が敷かれていた国々で、いかにして民衆革命は成功したのか。その大きな原動力になったのは、ソーシャルメディアだ。ソーシャルメディアが、多くの市民が団結し、行動を起こすのに一役も二役も買ったのである。

4.7.4 未来の社会構造
 4.7.4.1 分散ネットワーク
  □スマートグリッドの本来の目的はエネルギーの分散です。単純にはできません。受け口がいります。それを個人にしては、とてもじゃないけど、やっていけません。
 4.7.4.2 歴史のライブラリ
  □歴史のライブラリ、これが最大の収穫かもしれない。支援の連鎖で安定剤はライブラリであった。循環にとって、ライブラリは欠かせない。最大の循環である歴史でのライブラリを求めることが歴史を変えることにつながる。
 4.7.4.3 コラボレーション
  □マーケティングもお客様視点で作り上げている。その意味ては、コラボレーションは必要です。お客様の意識のためにはライブラリです。それを全体効率していくためにはネットワークを使うのと、使うこと主体のクラウドみたいなカタチで提案していくことです。
 4.7.4.4 事務局機能
  □政府そのものを「事務局」と位置付けます。今の日本の政府は「事務局」以下です。何の手助けにもなっていないし、何の方向も持っていない。アジアに対する力も持っていないし、世界に何も発信していない。

歴史Ⅲ追加 6/8

2011年12月06日 | 4.歴史
4.6.1 コミュニティ
 4.6.1.1 小さく生まれ
  □コミュニティは、新しい宗教を作ることかもしれません。コミュニティを考え、コラボレーションを考えていて、一つのアイデアです。異なるのは経典です。それをどこから持ってくるかです。コミュニティが軸なのは確かです。
 4.6.1.2 まわりを吸収する
  □そのためには何らかの記録や痕跡を通してこの連続性が目に見えることが必要であり,過去が記憶として受け継がれ生きていく具体的な場が人間には必要だと考えるからである。
 4.6.1.3 新しい市民社会
  □この第3の領域の中心となるのは、政党や企業ではなく、NGOや非営利組織(NPO)など、さまざまな自発的なアソシエーション、社会運動、市民活動のネットワークである。
 4.6.1.4 既存システム吸収
  □新しいコミュニティが新しいグローバルにはならない。グローバルはあくまでも、全体効率とか対外的な部分を分担する。図書館クラウドなどもその範疇にある。従来のインフラと異なる発想で支援する。

4.6.2 グローバルの崩壊
 4.6.2.1 依存した世界
  □国がなくなる。国がなくなると、ふつうは世界連邦です。その歴史観が変わります。単に国がなくなるのです。ローカルとそのコミュニケーションで地球が成り立つ。都市国家なんでしょうか。
 4.6.2.2 支援する世界
  □ジャック・アタリではないけど、どう持っていくのかを分析します。具体的には、本から集めてきます。「21世紀の歴史」もどういうシナリオを描いているのか。どういうロジックで書かれているか、話せるようにします。
 4.6.2.3 シェアする企業
  □ローカルから再生して、グローバルに向かう。グローバルは自分たちでローカルを支援する。その時に企業が大きな役割を果たす。一つはクラウド的な企業。一つはメーカーが体質を変えていく。使うことを一緒になって考える。
 4.6.2.4 事務局化する政府
  □全体をシェアするのはネットワーク。こうなると、未来社会ですね。それが支配ではなく、支援としていくためには何が必要かです。かなりのポテンシャルが必要です。その意味は4つの機能で、グローバルがない未来です。

4.6.3 新しい世界
 4.6.3.1 Localが活性化
 4.6.3.2 LmGでまとまる
 4.6.3.3 Globalが変質
 4.6.3.4 GmLが歴史に関与

4.6.4 国の歴史の変遷
 4.6.4.1 国の未来
  ・国に順序をつけるのはおかしいけど、並べて、比較することはできます。ギリシャの行く末を考えていきます。
  ・古代のアゴラの世界を考えると、ギリシャ危機に対して、市民レベルでは努力を怠っている。教育から再構成する。
  □日本も環太平洋ではなく、環東シナ海です。裏から見ていきます。そうすると、シベリアの広大な台地も我々の範囲に入ります。まだ、原始的な世界です。温暖化になれば、シベリアは使えます。
 4.6.4.2 ギリシャの未来
  □国を助けたところで、どうなるの? 誰が助かるのか? その下に居る市民の感覚がないです。だから、IMFではないけど、とりあえず、負債を切ってしまう。それは出来るかもしれないけど、下の原因が全然見えてこない。
 4.6.4.3 トルコの未来
  □ポルトガル、イタリア、ギリシャ、チュニジアは皆、地中海圏です。地中海経済圏を構想します。地中海圏にはイスラエルも入ります。多様な国家群です。地中海圏の方が海続きです。平板です。
 4.6.4.4 フィンランド未来

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2011年12月06日 | 4.歴史
4.5.1 クライシス
 4.5.1.1 グローバルは脆弱
  □グローバルはクライシスで簡単に壊れます。脆弱です。修復はできません。自己修復機能がなくて、それぞれの関係が難しい。
 4.5.1.2 ローカルは未成熟
  □本来、ローカルに知恵があったけど、効率化の元に失われた。グローバルはそれがゆえに大きくなってきた。ローカルは成熟していたけど、グローバルに依存したために、能力が劣化しました。待つしかできない。
 4.5.1.3 待つしかない
  □日本的な考えからすると、流されることなんですよね。それが日本に生まれた運命です。本当にコラボレーションの結果であることを示してほしい。それから、脱出することを苦労しない。そのなかで生きている。だけど、それではまずいんでしょうね。
 4.5.1.4 元に戻らないなら
  □元へ戻すのではなく、新しい世界を作るために加速しましょう。消費行動も、買うことから使うヘ。そしてシェアへ向かうでしょう。安全・安心に地域レベルで投資していきます。

4.5.2 ローカルの再生
 4.5.2.1 自立する
  □ローカルのすごさは柔軟性です。一カ所がやられても、対応する個所を規定しておけば、そちらに移って、直れば、戻ります。グローバル以前はそれが当たり前だったのです。
 4.5.2.2 自律する
  □コミュニティの中でお互いの仕事を分け合うことで、利潤を仲介させた、資本主義を変えていく。社会主義のように中央で制御するカタチでもない。一人ひとりが持ち寄るフラットなカタチです。
 4.5.2.3 次に備える
  □目的は‘次’だけど、自分たちでも自分たちでやれることをやっていく。それを要求していくことです。待つのではありません。グローバルから支援ではなく、ローカルでやっていく。無言でも、情報がつながるようにしていく。
 4.5.2.4 不均等な対応
  □ローカルでは日常と非日常を扱います。非難とか供給も商売でやってしまいます。よく考えると、マーケティングとか貿易というものは不均等をベースにして利益差を作ります。

4.5.3 歴史へ変える要素
 4.5.3.1 ネットを変える
  □そうした状況は携帯電話によって一変した。ガーナでは、携帯電話の普及が日本よりはるかに急速だった。ケータイの威力は大きい。グローバル化がどういうカタチになっていくか
 4.5.3.2 コラボレーション
  □なぜ、人類は「コラボレーション」「吸い上げ」ができなかったのか。する気がなかったのか。ネットワークはその可能性を引き出すのか、コラボレーションできない理由をネットの世界で見てみよう。
 4.5.3.3 気付いた人
  □二○世紀に目撃された環境変化には複数の相互に補強しあう要因があった。最も重要な直接的な原因は経済活動が巨大に膨らんだことであった。その影にあるのが、エネルギー利用の急成長と人口の急増だった。
 4.5.3.4 歴史の連鎖反応
  □組織で分かったのは、モーメントを持っているから、ちょっと方向を変えるだけで、結果は大きく変わります。これは複雑性で説明できます。自己組織化などの世界です。

4.5.4 歴史は変わる
 4.5.4.1 何から変わる
  □今すぐ何をしたらいいかというと、一、消費エネルギーを減らし、かつクリーンなエネルギーに転換すること、二、緑を増やすこと、三、そして徐々に人口を減らすこと。この三つが肝心だと思います
 4.5.4.2 偶然で変わる
  □思わぬところから、変わり始めます。SHSにしても、チュニジアから変わりました。ロシア革命も革命の崩壊も同じプロセスをとっています。重要なのは、そういうタイミングを捉えることと、それまでに元々考えておいて、早急に対応できることです。
 4.5.4.3 どのように変わる
  □第三次産業革命は、再生可能エネルギーの爆発的な普及と、全産業領域におけるエネルギー効率性の劇的な改善によって特徴づけられる。
 4.5.4.4 それでどうなる
  □どうなっているのか、というだけでなく、どうなるのか、どうするのか。そちらから考えて、どういうカタチにすればいいのか。その思考があまりにも足りません。それをみんなで持ち寄るしかない。

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2011年12月06日 | 4.歴史
4.4.1 歴史の中の役割
 4.4.1.1 循環を見つけ出す
  □孤立と孤独から世界を見ている、ちっぽけな存在でありながら、全てを持っている自分という相反する存在でないと見えないものは多い。「宇宙の旅人」としては、この訪問先での生い立ちと将来を単に知りたいだけです。近づきすぎると、身の破滅をもたらし、見えにくくなる。
 4.4.1.2 平和を目指す
  □サミットをThink Globallyと位置付けると、あまりにも非力です。Localでの問題意識とか行動を見えてきません。Act Locallyから再生する。アフリカの問題意識はグローバリズムのために、エネルギー高騰で、生命を脅かされている。Localの課題をThink Globalのサミットが、Think Actの国際的な援助をどうつなげるか。日本が出ていくときです。
 4.4.1.3 歴史から先を読む
  □世界は変えられると思っている人には、世界は割と近いところにある。私-グループ、グループ-国、国-世界をローカル-グローバルで考えると、権力が邪魔なので、グループ層を中心に、内側に個人、外側に国を位置づけ、個人-世界を接合させる。そうすると、世界は近い。
 4.4.1.4 歴史のライブラリ
  □歴史を書くのは、そこから何を学ぶためです。起こったことの事実だけでなく、後世に伝え、次のクライシスを避けるためです。一つひとつの事象に意味を持たせないと。次に何が起こるのかを予測できません。予測するのはシステムです、そのために数学の空間論を使います。ここで起こったことが関数なのでしょう。

4.4.2 サファイア循環で解明
 4.4.2.1 歴史のアナロジー
  □サファイア循環でのグローバルとローカルの関係と、人間が考え、行動することを見ていき、「なぜ、そうなったか」よりも「どうしたら。次のステージに行けるか」を考えている。
 4.4.2.2 日本の特殊性
  □日本の地域組織は支配のためです。クライシスに対して、何も機能しなかった。自分たちが生き抜くためのコミュニティができるかどうかです。そのための道具と概念はあります。日本自体を位置付けないといけない。特殊な世界です。コモンなしに、やっていけるのか。それを実現させるためにクライシスが起き、次も用意されています。
 4.4.2.3 自動車産業の変革
  □仕事という概念を変えないといけない。グローバルに任せておいてはダメです。電気自動車の役割が変わります。分散型の発電機です。ガソリンでも何でもいいから、電気に変えて蓄えておくこと。自分たちの生活を自分たちで守ります。
 4.4.2.4 歴史とエネルギー
  □歴史はエネルギーで変わってきました。なぜ、エネルギーが必要か。人が増やせるからです。国勢が増やせるからです。太平洋戦争における、日本での石油が歴史を変えてしまった。歴史を変えると言っても、エネルギーをローカルに持ってくるだけで可能です。様相が変わります。その管理能力を市民を持っていません。個別では大変だから、コミュニティで行います。

4.4.3 未来の歴史
 4.4.3.1 新しいシナリオ
  □私の動機は、人類はピークからカタストロフィーに向かう過程を示す。その原因と結果をサファイア循環から見つけ出す。その因果関係を整理し、カオスに秩序を与える。それらを見守ることです。
 4.4.3.2 北欧モデル
  □都市部では食住接近の小さなアパートに住む。都会の生活を満喫できる。週末はセカンドハウスでゆったりと暮らす。このセカンドハウスの経済効果が大きいことが重要だ。職住接近のコンパクトシティとセカンドハウスという発想である
 4.4.3.3 理数系でつくる
  □共産主義でありながら、資本主義のカタチをとってきた。共産党がMBA的な経営をすると、非常に効率的です。鉄道を造るときも、一本の線を引けばすんでしまう。土地は国家のものだから。国民13億人をとりあえず、沿岸の3億人と奥地の10億人に分けて、統制した。
 4.4.3.4 数学で作り出す
  □局所近傍系を身近な出来事とみなし、さまざまなことが起こっていても、因果関係でチェーンをつないでいけば、位相空間ができる。その空間の関係を定義すれば、歴史になる。

4.4.4 平和のための循環
 4.4.4.1 平和のための循環
  □チュニジア政変が、なぜ、うまくいったのか。それは観光立国だったから。エジプトも同じです。観光立国は平和でないと成立しない、産業なんです。農業国なら、専制政治で十分です。
 4.4.4.2 アピール
  □グローバリズムは方向を失っている。グローバルが主導権を持つのではなく、Google、YouTubeのような仕掛けをローカルが使いこなすことで、多様なことを多様にこなすことが可能になる。彼らにファシリテーションの意識を明確にすることです。それなくして、次の世界が切り開けないのです。
 4.4.4.3 平和的に実現
  □もともと、フィンランド人は北国の寡黙な民族だった。それがEUに加盟した1995年、ヨーロッパの新聞に「フィンランドはEUで何も発言しない」とバカにされた。コミュニケーションして、論理的に思考する力、すなわち読解力を身につけなければならないと、教育改革が行われた。教育改革の結果、フィンランド人は世界でも優秀な読解力、コミュニケーションカをもつようになった。
 4.4.4.4 歴史は動くのか
  □パピルス工房のポメラを出して入力を始めたら、店員が興味を示した。「新しい時代のパピルス」と答えました。観光立国を目指して、共和制を変革して、地方が活性化すれば、エネルギー資源、観光資源の豊富な国です。皆の知恵で、歴史は動きます。

歴史Ⅲ追加 3/8

2011年12月06日 | 4.歴史
4.3.1 歴史の中の個人
 4.3.1.1 個人が考えること
  □家族が一番狭い社会というけど、物理的な集まりよりも論理的な集まりの方が優先されるのが実体です。地域も同様のことが言える。考えるためには多様なものを許容することです。
 4.3.1.2 革命家チェの場合
  □フィデル、死んだ時は誰に連絡するかと聞かれた時、死の現実性を突きつけられ慄然とした。後に、それは真実だと知った。真の革命であれば、勝利か死しかないのだ。君はキューバの責任者だから出来ないが、僕には出来る。別れの時が来たのだ。
 4.3.1.3 歴史とグループ
  □グループが力を得ると変質する。他国への侵略を始めることでの求心力が発生すると同時に、自壊による破滅を防ぐために、グループを支持するカタチになる。敵対する者に対しての暴力的な対策が強力に働く。
 4.3.1.4 マスメディアの力
  □太平洋戦争でマスメディアが何をすべきだったのか。煽ることはどうでもいい。どっちみち、政府はやるに決まっている。必要なのは冷静な目です。その頃のメディアは一方通行で、政府の無策ぶりを付いて、国民を誘導して、一番ラジカルな方向に向かわせた。

4.3.2 国というまとまり
 4.3.2.1 国家の発明
  □自由で平等な個人,自分自身で考え決定し行動して,その結果に責任を負う個人と,このような個人を主体とする人権という理念である。そしてこの理念は「国民国家」によって現実化されると考えられてきた。
 4.3.2.2 日本のイメージ
  □日本は、誰か特定の人がリーダーシップを発揮するということがありません。これは日本の政治文化なのかと思うほどです。政権につけば現実主義化して、誰がやっても同じように見える。あるいは諸外国からすれば、すぐ首相がかわると。
 4.3.2.3 小国の勇気
  □同年8月23日にベルリンの壁崩壊以前に、600kmにわたる人間の輪がタリンからリガを経てヴィリニュスに至るまで3つの民族を繋ぎ、ソ連に挑戦した。3つの共和国とも1990年の2月から5月の間に独立を宣言し、4月には共同市場を成立させた。
 4.3.2.4 連携の論理
  □EUの特徴は、独仏政治同盟であると同時に「理念」の帝国、あるいはポスト・モダン帝国であるという点にある。EU帝国とは、「権威による支配」の方策を追求する「中世キリスト教」帝国の再来である。

4.3.3 グローバルの限界
 4.3.3.1 グローバルの追求
  □後期近代は個人を集団的・社会的制約から解放し,自由をもたらし、選択肢を増大させたが,他方で,近代を支えてきた諸理念や諸価値,国家の諸制度を揺さぶり,個人を社会的な絆を欠いた不確実で不安定な状態においてしまったのである。
 4.3.3.2 LmGからGmLへ
  □サファイア循環のポータルのように、ローカル側に受け手が必要となる。それをグローバルが新しい“型”として、徹底的に支援する。それがGmLです。歴史の主導権をローカルに渡していくことです。
 4.3.3.3 TLAGは独裁
  □彼らの論理はローカルな拘りをグローバルな拘りに置き換えて、一気に行動に移す。脱却方法は、TL≠TGであることを示すことです。AGとALの間にTL(Think Locally)という、市民のロジックを入れさせることです。
 4.3.3.4 ローカル意識変革
  □個人からの発信をベースとして、ローカルがグローバルを使いこなす世界になりつつあります。個人・NPOを助けるグローバルな機能に注目して、世界観を変えていく。

4.3.4 グローバルを突破
 4.3.4.1 アメリカの中間層
  □アメリカの中間層にグリーン・ニューディールのような目的を与えれば、ローカルで考えている人たちを支援して、行動する人たちに勇気を与えるます。
 4.3.4.2 歴史の変節点
  □9.11の原因を追究してみると、イスラム社会の目的はアメリカの覇権からくる干渉をなくすことでした。当然、石油の利権も絡みます。環境問題でのゴアの発言も格差社会から出てきている。根は一緒かもしれない。
 4.3.4.3 新しい政治原理
  □どの政治システムにおいても、支配機構と国民との間で行われるコミュニケーションは根幹である。とりわけ民主主義国家では、政治コミュニケーションは、社会建設に不可欠の要素となっている。政治コミュニケーションによって、国民は、国家と結びついていると考えるようになる。それ故、政治コミュニケーションは、人々に積極的に働きかけなければならない
 4.3.4.4 戦争がない世界
  □ヒットラーの「我が生涯」には、個人の思考と全体の行動の関係が明確に示されている。それを可能にしたのは、戦争と大恐慌で、ローカルで思考する部分が欠落していた。社民党にしても、共産党にしても、多様性を無視した、ルールだけで行動する存在になっていた。

歴史Ⅲ追加 2/8

2011年12月06日 | 4.歴史
4.2.1 歴史を学ぶ
 4.2.1.1 ローカルの歴史
  □現在は、アメリカの2階層が世界にどのような影響を及ぼしているかを分析します。下層部分は多様な人種が混ざり合おうとしている社会です。上層の部分は、世界を視野に単一化に向かおうとして社会です。
 4.2.1.2 循環で考える
  □ジャック・アタリでは、個人レベルから、グループ化することで、〈多極化〉が明確になる。グループでの集合知を活かして、効率的な近傍が生まれる。〈超民主主義〉として、国を超えていく。
 4.2.1.3 社会分化論
  □社会学的にシェアに向かうと言うことは、非日常と日常が一緒になると言うことと、分化したものが同一になっていくということです。なぜ、常備軍と国民軍があるかというと、それは数の差です。
 4.2.1.4 21世紀の歴史
  □アタリの超民主主義での六つの改革は、(1)未来のテクノロジー推進、(2)公正な社会を構築、(3)市場機能の効率性強化、(4)クリエーター階級創出、(5)統治手段の強化、(6)超民主主義の誕生となる。

4.2.2 国の歴史
 4.2.2.1 フィンランドの歴史
  □歴史は連鎖します。フィンランドの戦術を取得したソ連軍は、効果的なスキー部隊の活用、対戦車銃や機関短銃の大量配置、火炎瓶や木製地雷の活用、小火器用の不凍オイル、冬期の白色偽装をドイツに向けた。それがドイツ崩壊につながった。
 4.2.2.2 トルコの歴史
  □トルコは、イスラム世界とヨーロッパ世界とアメリカとイスラエルのすべてに関係しています。トルコがそれらの接点にいます。カギは対イスラエル政策です。「ガザ侵攻」の非人道的な写真が掲載されていました。トルコ大統領の国連でのイスラム糾弾がアラブ世界の共感を得ています。
 4.2.2.3 ギリシャの歴史
  □ギリシャは個人を生かすような共同体です。全土が小さい部分にわかれ、しかも、海によって全体がつながり、むすびついています。ギリシャ人は、個人がみずからの足でたつ自立した状態を出発点として精神を形成し、法律と精神的しきたりというべつの媒体のもとに統合をはたした。
 4.2.2.4 韓国の歴史
  □戦争に対する危機感がなかった。個人だけの問題で終始していた。多分、戦争は起こるはずです。その時に徴兵制が有効に聞くかどうかです。北朝鮮は難民攻撃と原爆を武器にする。

4.2.3 歴史の捉え方
 4.2.3.1 歴史は簡単かも
  □まずは大きな枠組みでとらえる。偶然で起こったことは、パラレルワールドでの必然と考えれば、進んでいる方向が見えてくる。エントロピー的な法則とか作用・反作用とか射影空間などでモデル化が可能です。
 4.2.3.2 歴史で予測する
  □5年後の崩壊として、ハイブリッドとか電気自動車とかの「作る」技術だけに頼ってきたが、「使う」部分では、自動車離れを起こしていく。リアルな世界がバーチャルな世界に置いて行かれてしまった。
 4.2.3.3 歴史の中の偶然
  □仮説は「ソ連侵入前に日本が降伏していたら」です。満州の日本的な勤勉さの文化はそのまま国民党軍に引き渡されます。その文化で、国民党軍が中国を変えるつもりになれば、別のシナリオになったが、権力欲のために、彼らではムリです。
 4.2.3.4 キーワード抜出
  □大国と小国との違い、大国間同士の論理と小国の論理のちがい、そこから各国の知恵を浮かび上がらせます。ローカルでの行動は活性化です。グローバルの行動はローカルへの優しさです。ともに未来を見ていく。

4.2.4 将来から見る
 4.2.4.1 未来予想
  □なぜ、歴史をテーマにしたのか、自分の存在をそこに見たんでしょう。時間を超えている存在です。もう一つ、大きいのは日本をどう捉えるかです。地方と政府、日本とアジア、世界を捉えるのに、地理だけではダメです。歴史と言う時空間です。
 4.2.4.2 地球規模の課題
  □ヒト社会のごく局部で始まった「変化の加速」が、次第に惑星の全表面を覆うほどの規模に拡大、その累積は、徐々に、惑星表面に起こる現象の深部にまで影響を及ぼしてきている。
 4.2.4.3 未来は作れる
  □将来から今を見る力を養います。今を過去と見るためには、過去での出来事とその結果、どうなってきたかの歴史認識が必要。本からの証言と自分の中の経験と行動からの試行錯誤で作り上げることができる。
 4.2.4.4 国を超えた歴史
  □明確に起こっているのが格差です。グローバルであれば、あるほど格差は広がります。格差是正のためには、バイパスのロジックが必要です。系全体をいかに安定させるかの思考です。

歴史Ⅲ追加 1/8

2011年12月06日 | 4.歴史
4.1.1 ナチ成立の疑問
 4.1.1.1 ナチ成立の理由
  □ナチ党は、マルクス主義の唱えるインターナショナルな社会主義を、ナショナルな社会主義、つまり「ドイツ的な社会主義」(機会の平等・業績主義・社会的連帯・勤労精神を重視するもの)によって、克服しようとした。
 4.1.1.2 ドイツ歴史教科書
  □最後に、失敗に終わった「国家社会主義への抵抗」が書かれている。なぜ、失敗したかは偶然のように書かれている。だけど、「白バラ」が成功する体制ではなかった。
 4.1.1.3 沈黙の螺旋
  □ノエル=ノイマンが提起した「沈黙の螺旋」仮説の前提は、人間は他者から孤立することを避けたいという自然な欲求(孤立への恐怖)を持つとともに、周囲を観察しコミュニティの意見動向を直観的に把握する能力(準統計的感覚)も備えている。
 4.1.1.4 個人発想が支配
  □グループは自分の身近なものを信じる傾向にある。預言者とアジテーターにより、グループの範囲が拡大する。拡大を始めると、利益が利益を生んでいく。お互いの欠点を埋めながら、拡大する。

4.1.2 全体主義の実態
 4.1.2.1 ロシアの独裁者
  □レーニンの思想は徹底していた。その思想を外に出したのがトロッキーであった。赤軍も彼に従った。内を固めたのが、スターリン。暴力装置を握った、粗野なスターリンに追い出され、殺された。
 4.1.2.2 中国の輝ける星
  □広大な国を守るには、強大な権力が必要である。中国大陸は水の供給に悩んできた。まとまらないと死に絶える。中華思想は土地が生んだ。八路軍の人民の戦いに巻き込まれて、土地から離された。新たな悲劇が始まった。Local meets Globalの始まりです。
 4.1.2.3 中国は分裂寸前
  □「覇権国化」と「分裂化」、一見して両極端のシナリオだが、今後5年間に中国指導部がどのような姿勢を採り、何を行うかによって、実は紙一重の関係にあると考えられる。
 4.1.2.4 中国の将来を描く
  □2020年を考えると、日本よりも中国の方がはるかに緊迫した状態になります。崩壊かアジア覇権かです。過去の歴史において、中国は他民族に服従されてきた。日本はないです。だから弱いのです。それを強みにするためにも、中国に対して、ものが言えるようにしていく。

4.1.3 グローバル化
 4.1.3.1 日本の場合
  □日本がLocal meets Globalでグローバルに巻き込まれたのは日米戦争の結果です。国家の抑制ルールは存在したが、「天皇の統帥権」が邪魔をした。天皇という頂点があるのに、天皇はその権力を発揮しない。頂点の方向はあるけど、頂点がない状態です。明治天皇時は台形として、機能していた。
 4.1.3.2 集中と格差
  □自然を求める心は分かるが、ローカルだけでは、今の人口を賄いきれない。人口を極端に減らすのでなければ、グローバルの力を使っていくしかない。そこから、ローカルを支援するグローバルのアイデアが生まれた。
 4.1.3.3 米・露・中の関係
  □オバマ新政権が発足すると、米口関係の悪化を防ぐことの重要性を確認した。オバマ大統領は、米口両国が核兵器を削減すると同時に核拡散を防止する努力を主導することで大きな役割を果たせると指摘した。
 4.1.3.4 アメリカ支配
  □オバマの「Change」は、コミュニティを創り出します。図書館は公共の立場で、本を通じて、市民サービスを創り出してきた。ライブラリはメーカーが販売店でのグループ活動を支援して、情報共有ノウハウとコミュニティにつなげる役割を持ちます。

4.1.4 テロの世界
 4.1.4.1 イスラム原理主義
  □ムハンマドでの勢力拡大のパターンを社会コミュニティの適用できないか。既存の組織があるところに、ジワジワと拡大させていくことを考えている。砂漠の民としての共通認識のもとで、ネットワークを作り上げていくことの実現可能性です。
 4.1.4.2 ジハードとテロ
  □エジプト政府が宣言した清潔のためのジハード。チュニジア政府か導入した識字教育のためのジハード。パキスタソ政府か周期的に公布する汚職追放のためのジハード。熱帯の国々で、定期的に呼びかけられる水管理のためのジハード。
 4.1.4.3 ローカルの反発
  □LmGでの二つの抵抗があります。日本は、従属した形を見せながら、グローバルを蝕んでいった。イスラムは自分たちの世界に入ってくることに抵抗しました。
 4.1.4.4 解決策はGmL
  □次の政治形態などを考える時の、本当の対象は、アフリカの若者です。ケータイの普及率、SNSの展開レベルは驚異的です。そこから出てくるコミュニティが力を発揮して、専制政治を変えてしまった。その成功体験は大きなものです。

パートナーの行く末

2011年12月05日 | 5.その他
未唯へ

 歴史編のコメント追加を今日、完成するつもりであったが、パートナーとの話で集中できなかった。

コメント追加

 ブログの反映には工数を掛けてきました。□コメント追加として、未唯空間に入れ込みます。これを第一項目とします。ブログのアップよりも最優先です。目処をつけます。

 それらをもとに、ロバニエミでは、2050年までの世界を描きます。2050年にタイムスリップします。フィンエアーはタイムマシンです。2050年は自分が生きている時ではない。ラップランドの生活は2050年でも変わっていないでしょう。これがヨーロッパの発生源になります。

ロバニエミ準備

 やはり、タビトモ・フィンランド編は買いましょう。晩飯を確保する方法を見つけます。サークルKでカップを調査。ショーガトン汁うどんというものがあった。後は定番のドンベイとカップヌードルカレーです。大きいサイズは195円です。それと一平ちゃんのやきそば。

 なぜ、ロバニエミなのか? 人口比で10倍の来館者がある図書館です。何で、こんな所で、というのが感覚です。

パートナーの説明機会

 パートナーは自分が作ったA3を説明する機会を取られています。何もしないSからは、細かいことしか言われない。それもGM経由です。禄でもない組織です。

 異動で状況が変わらなければ、組織を超えるしかない。そうしないと、納得できなくなる。

社会Ⅲ追加 8/8

2011年12月04日 | 3.社会
3.8.1 市民の役割
 3.8.1.1 消費者からの脱却
  □「よい質の製品・サービスを安く消費者に提供し、労働者によい職場を提供し、政府に税金を納める」企業がよい企業だったが、それ以外に、そして、それ以上に、広範囲のさまざまな社会的貢献も要求されるようになってきた。それが企業市民の考え方である。
 3.8.1.2 市民の生み出す力
  □それを元にして、「市民エネルギー」を考えました。元々は、多くの人はどうしたら生きていけるのか。どうしたら共存できるのか、特に人口問題から考えました。人が多いから悪いというところを論破しないといけない。
 3.8.1.3 考え、発信する力
  □市民にとって、一番重要なのは発信・発案することです。コラボレーションの部分です。ネットワークもあります。こういうカタチで、生きていくか、横の連携をしていくかをメーカーにぶつける。メーカーは言うことを聞いていくことです。
 3.8.1.4 多くの人が共存
  □市民主義で、多くの人が共存できる。これは重要なことです。人の掛け算ではなく、人の割り算です。多いほど助かるというものです。その方程式を作り出し、守っていく。そのためには一人ひとりが自分でエネルギーを作り出すと共に、意識は変えていく。

3.8.2 コミュニティ
 3.8.2.1 自己研鑽
  □市民には自己研鑽が必要になってきます。どういう役割で、世界のために何をしていくかということを認識することです。メーカーのように、そこに居ればいいという世界ではなく、自分たちで工夫する世界です。これにはインテリジェンスが必要です。
 3.8.2.2 横展開
  □人とつながっている人は苦労している。つながっていなくて、つながることを考えている私が、コミュニティのイメージをどう作るかを考えています。ライブラリ、コラボレーション、事務局、ネットワークという、4つのテーマが出ています。この4つに縛られ過ぎている。
 3.8.2.3 事務局機能
  □コミュニティの構造とその生成過程。自分がやるわけではないから、いくらでも描けます。これをやれる人はいくらでも居ます。地域の活性化の主導権を握ってはいけません、
 3.8.2.4 グローバルと連携
  □歴史は使うことに徹することを可能にしてきた。事務局とライブラリが必要です。

3.8.3 企業の役割
 3.8.3.1 作る・売る世界
  □変わる世界、終わらない世界がどのようなものになっていくかは誰にもわかりません。いつまでも無駄を愛し続けてほしい。短期的な効率のみを追求するような世界にはなってほしくない。そういう世界は長続きしない。なにより無味乾燥で、生きる意味に乏しいと思います。
 3.8.3.2 使う世界にする
  □第三の場所を売りにしていた、スターバックスはどこにでもあるありきたりの店になった。顧客や地域との親密さが失われた。ハワード・シュルツは「店にはかつての精神はない。地域に根ざした温かみのある店というより、チェーン店という面が強まっている」と語った。
 3.8.3.3 市民活動に求める
  □二〇〇八年のリーマンショック(国際金融危機)以降、企業のCSR的関心に新しい変化が起こっていると思われる。①CRM(コーズリレーテッド・マーケティング)、②BOPビジネス、③プロボノ、の三点に対して強い関心を持つようになっているようである
 3.8.3.4 市民活動に影響

3.8.4 行政の役割
 3.8.4.1 社会モデル
  □政府は組織です。個人が考えるということ、または反対勢力からの意見をカットして、自分たちの中で固めてしまう。想定外が起こると何もできない。個人の能力が組織の能力よりも上です。個人の集合体の共通部分が組織です。それを意識してないから、動けない。
 3.8.4.2 全体設計
  □市民と行政と企業が一体になった、新しいコミュニティを作り出して、それから変えていくところに持っていくしかない。企業はアメリカの方が上です。グーグルとかフェイスブックがあります。日本には企業にそんな文化はありません。作るしかできない国だから。
 3.8.4.3 迅速な意思決定
  □地域を活性化しないといけない。コラボレーションがベースです。日本にはコラボレーションはできていません。より小さな単位で決めて、それを徹底するという、農耕民族的なやり方、メーカー的なやり方で今後もやっていけるとは思えません。
 3.8.4.4 平和を求める
  □数学から社会の答が見つかるとは思っていなかった。思ってないことばかりが起こります。誰にも関係しません。

社会Ⅲ追加 7/8

2011年12月04日 | 3.社会
3.7.1 市民レベルの向上
 3.7.1.1 市民ポータル
  □グーグル、YouTubeがユーザーに対して、無料なのは、マーケティングの手法に依存している。チャッターなどで口コミ・マーケティングになると、従来の手法が使えなくなる。政府とか企業レベルでの直接支援も必要になってくる。
 3.7.1.2 市民ライブラリ
  □支援の連鎖は、組織を超えます。組織から攻撃されます。正義は我にあります。グローバルの崩壊が進んでいる。ローカルを支援している人を、保身のために攻撃している。対抗するのは、ローカルを支援して、連鎖を示すことです。
 3.7.1.3 アイデア展開
  □人間には相手の思いを直接分かるようなものがない。だから、コラボレーションができずにバラバラなんです。そして、孤立の存在なのに、依存しようとする。人間そのものは集団活動には向いていない。にもかかわらず、力を得ようとする。
 3.7.1.4 市民からの提案
  □市民参画はサファイアの徹底です。いかに仲間を増やして、次のステップに行かせるかです。インタープリテーションはその先です。市民参画のレベルがかなり低いので、市民主体にはなりえない。グローバルの支援を得て、市民レベルを上げることです。

3.7.2 市民エネルギー
 3.7.2.1 アピール・アンケート
  □ローカルの活性化は、女性の参画が一番効きます。支援する方は効率を考えるが、支援される方はいかに、平和にしていくかです。中核は「使う」ことが仕事の女性です。多くの女性に参画してもらえば、「作る」ことが好きな男性も付いてくる。
 3.7.2.2 市民状況把握
  □それらを実験的に担うのが、サファイア事務局です。色々な役割と機能があります。サファイア循環を実現するのが目的の事務局では、マスメディアでの意図も解明して、各人が自分の頭で考えられるにしていきます。
 3.7.2.3  ソーシャルネット
  □アフリカの携帯電話加入者数を見ると、2003年の約5300万人から09年には約4億6800万人にまで拡大している。なんと約900%という驚異的な伸びだ。しかも、これでも47%の普及率に過ぎないのだから、今後さらに伸びていくことはまちがいない。
 3.7.2.4 行政への要求
  □要望をカタチにするのが、インタープリターです。市民側のインタープリターは行政を具体的に動かします。

3.7.3 ネットワーク支援
 3.7.3.1 バラバラを生かす
  □ネットワークで、人と人をつなぐコラボレーション、さまざまな知恵をつなぐライブラリ、それを可能にコミュニティを有機的につなげて、お客様と一緒に暮らしていける社会を作り出していくことです。「いい町、いい社会」が実現可能になります。
 3.7.3.2 つながる
  □論理が異なる世界との接続。これが今後の社会です。イントラとインターネット、無料と有料の世界が混ざり合ってきた。これらは、マーケティングの違いが大きいかもしれない。ケータイを売るために、ホットスポットを10万カ所も作ることが仕事になっている。
 3.7.3.3 コンテンツ
  □ギリシャ人はインフラがなくても生きていける。アテネの下町と商店街を歩きながら感じた。ギリシャがグローバリズムの先の超民主主義の時代に先頭を行ける可能性は、完全な都市国家とその連合。そして、グローバルとしてのEUの最大活用でしょう。
 3.7.3.4 クラウド
  □地域においてクラウド活用の動きが広まっている。クラウドとは、インターネット上のあちら側にあるコンピューターリソースを必要なときに必要な分だけサービスとして利用でき、システムを共通化しコストを削減でき高機能のサービスが利用できる。

3.7.4 市民主体民主主義
 3.7.4.1 シェア意識
  □自分たちのニーズに沿って、パッケージを共有化するだけでなく、どのように使っていくかを、自分たちがシェアする世界です。シェアがシェアを生み出します。だから、お互いを知ることで、それぞれに事情に合わせて、シェアできます。
 3.7.4.2  皆で考える
  □手間のかかるものを安いところへ持っていく。元々、使うこととは別の世界で動いています。そんな資本主義です。本来は人をしあわせにするために作られた民主主義と資本主義とは違います。
 3.7.4.3 マスコミに対抗
  □マスメディアはプッシュ型です。リテラシーなくても、文句を言っていればいい。コミュニティのようにプル型になってくると、自分が何が欲しいのか、どこと連携するのか、その情報をどこから持ってくるのか、そういうことと、一緒になってきます。
 3.7.4.4 付加価値
  □シェアのイメージは実り豊かなものです。音楽もCDで売って、買う世界から、音楽をデータベースで共有化することで。新しい楽しさが増えました。ランキングがわかり、コミュニケーションできて、楽しさを共有することも可能になります。