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仕事を分化させる

仕事を分化させる

 NPOも多方面のことを考えられるようにしていく。それをつなげていかないと、環境だけで考えていては答えが出てこない。集合へ点です。点は集合です。個人が多様化した世界を持たないといけない。ルネッサンスのように。

 NPOは何をするのかを決めているが、メンバーの依って、方向を決めていけばいい。人が主体です。

 研究開発部署でこれを実現した。ECUが強い人間が来れば、EUC解析をやり、モータースポーツに興味がある人間が来れば、レース計測システムを作り上げた。そのたびに、テリトリーを変えて、実験電算そのものを変えていった。最終的には、技術者の仕事の仕方自体を変えていった。

 元々、LAしか関係なかったのに、私が来ることで変わってしまった。前任者だったら、LAの枠を出ることはなかったでしょう。それは私がやったというよりも、私がハブになったということです。それが、存在の力でのリーダーシップです。

 仕事の見直しも、部でのR&Dに実力者を入れ込んで、変えていった。彼らは先の技術が見えていなかったので、その分、私が5年後の姿を見せるようにした。問題意識のある人間なら、仕事の見直しができることを確認した。

 これを販売店のスタッフの間でやるにはどうしたらいいのか。まずは、分業にされている部分を幅広くすることです。それがスタッフの分化です。

組織の中の統合と分化

 給料というカタチにするから、そうなるのか。社長にしても、結局は奴隷制みたいなものです。組織の中で上米をはねる。モノを作ることで、付加価値を高まります。

 明確なのは、グーグルのようなものです。一つのサービスをすべてに透過してしまう。それを統合して使うというやり方です。これは一気に回収できます。だから、ザッツバーグは億万長者になったんです。

 だけど、統合だけで、分化でのメリットがないと成り立たない。分化のところでそれを得た人たちがどういう仕事をするのか。その方程式がつながります。

 その意味では、グローバル化と統合と分化は同じ部類に入るのでしょう。その方程式の延長線上で未来が見えてきます。統合のデメリットを支援というカタチで、分化に持ってこれるのか。グーグルはそれを20%でやっています。

 統合のメリットが先に来るけど、分化のメリットをどう追求するかです。統合のメリットをいかに戻すのか。グローバル化した企業とか個人がチベットに学校を作るようなものです。

人が多ければ多いほど、幸せになれる仕組み

 人が多ければ多いほど、幸せになれる仕組みをどう作るのか。これも多分、方程式の解なんでしょう。一人が掛け算となると同時に、自己同型することで、その部分を減らしていく。単なる掛け算ではなく、直和みたいなものかもしれない。

 消費と生産が同時に起こる世界で、あるところで統合と分化でべき乗になっていく世界なんでしょう。人間の欲求がベースになります。そうでないと、音楽とかスポーツ観戦がお金になることはありえない。

 音楽で思い出すのは、スターリングラード攻防戦におけるピアノ演奏です。それがどれだけ、市民を勇気づけたのか。今は、それよりも裕福なのに、音楽が意味を持っているのはなぜなのか。

なぜとどうしてのループ

 なぜ、なぜの5回と、それでどうしたのの5回は同じところに到達するのか。
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企業保証から社会保障へ

存在の力の女性の活躍

 第8章に入れたいことは、存在の力でのリーダーシップ、女性の活用、3割の賃金で3割の期間で働いている。晩婚化が進んでいる。必ずしも、周りの環境に比べて、いいものではない。それでもって、女性の活用というのはいい加減。

 クルマに対しても、免許証の所得率が少ない。その上、クルマの購入とか保険の負担はできない。パートナーが幸せになれるように、本当に社会変革のシナリオにしていく。

存在の力で地域インフラ

 リーダーシップもそうだけど、それらをインフラの上に乗せていくのか。存在の力をどのように生かしていくのか。もっと明確に、もっと具体的に見せないといけない。政府のあり方とか、お金のまわし方とか、企業保証との関係とか、就職という名のもとでの制度。

企業保証から社会保障へ

 日本の社会保障は企業で行われているので、企業に正社員で入るしかない。それに応えられなくなっている。本来、企業はそういうものでないのにもかかわらず。

 北欧の制度は国が社会保障を行っているので、企業を離れることができる。日本の場合は、一度、企業を外れると不利な立場に陥る。その元にあるのは、大正時代の思い違いです。

 意思の力でやっていく世界。それを存在の力に変えることで、何が変わるのか。ベースは、人が多いほど、幸せになれる世界をどう作るかです。今は、社会保障ではなく、企業保証になっている。これをどう変えていくのか。

 企業の利益の一部を従業員の保証に使うのは、妥当は妥当だけど、その先がない。企業の配分でいくらでもどうにでもなる。内なる世界だけで完結してしまう可能性が十分あります。

 非正規雇用というよりも、社会の流動性をどうやって、社会に保つのか。雇用を守るというよりも、社会全体をどう守っていくのか。

地域での社会保障競争

 企業がなぜ、うまくいっているかというと、競争関係があるからです。地域での競争関係を生まないといけない。地域によって、社会保障の優先順位を決めていきます。

 地域を国レベルで考えればいいです。500万人規模なら、フィンランドと同様な国です。ただし、横軸は企業で全体効率を求めます。その意味では、企業と行政の役割を対等のモノにしていくしかないかもしれない。

 結婚して、子育て出来る制度を地域に作る。地域で婚活をしているのは、そのためです。あれをもっと、トータル的にして、差別化します。それで、企業を誘致することになる。

高度サービス時代の就職

 なぜ、就職するのか。高度サービス時代の就職も当然違ってこないといけない。お金も違ってくる。

 一人の人間を何人で支えるかが、少子高齢化の指針になっている。同じように、サービス業も一人の人からどれだけのお金を得るのかで賃金が決まってしまう。機械化されれば、されるほど、得るものは大きい。奴隷制がない、今の実情です。

 サービス業において、いかに高付加価値を得るか。マックスは決まっています。風俗なんでしょう。人のサービスを受けるケースとして、保育士みたいなものが分かりやすいです。ほとんど人件費です。5人を担当するとなると、20%で100%です。この方程式をどう解決するかがない限り、保育士の給料は上がらないでしょう。スタバの高度サービスもこの範疇の中にあります。

 風俗は高度サービスの究極です。効率は悪いけど、お金になります。これは不思議です。一瞬にして、喜びを得るものはもっと、多いはずです。生きててよかったと思えるサービス、経験。対人間が一番あるのは、ふだんそれがないからでしょう。

 ちなみに、私にとって、生きててよかったと思える経験は、トリスタンとイゾルデの第3幕の「愛の死のテーマ」の出だしのメゾピアノです。
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