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要旨編集 4.歴史 3

4.7 国民国家から変革のシナリオ
 4.7.1 存在の力で価値観を共有する社会:基本はコミュニティです。コミュニティの役割は市民が環境哲学の元で、存在の力で生き抜く環境を「地域」に作り出すことです。分化した個人が適応するコミュニティに参画できるようにする。コミュニティの目的は市民の価値観で行政に要望して、変えさせることです。
 4.7.2 ソーシャルで地域インフラ再構成:既存の組織がありながら、考え方が異なるコミュニティを存在させるにはシナリオがいる。組織の隙間に入り込んで、コミュニティに仕事を創出する。成功体験を集約して、行政を変えていく。儲かる仕掛けを企業の協力のモノでつくり、地域インフラを再構成する。
 4.7.3 各国の状況から国を超える可能性:国も単独では不安定になり、日・中・韓のように余計な争いの起こす。各国の状況から国を超える可能性を導き出す。フィンランドはEU全体を視野に地域活性化で国を超える。ギリシャはEUの中で、思考停止に入っている。トルコとはイスラムとEUの接点で新たな核になる。
 4.7.4 国家から市民の価値観で組合せ:コミュニティを組み合わせて、国を定義すると同様に、国も組み合わせていくことが可能になる。EUは北欧、独仏+東欧、に分かれる。中近東はトルコ+南欧とアラブ連合、アジアは中国中心の東アジア、インド中心の西アジア、アメリカは南北アメリカに留まる可能性。

4.8 内なる歴史でLL=GGの未来を示す
 4.8.1 社会の位相化で歴史の時空間構成:内なる歴史で未来を考えると、LL=GGになる。歴史を時空間と捉えて、社会の位相化がベースになる。近傍の考えで、サファイア社会を位相構造にする。市民はコミュニティと共に自立して、組織から離脱する。情報共有で個人の分化の範囲を拡げていく。
 4.8.2 市民の分化から社会の位相化:市民の分化が出発点とするために、どのような形になるかを示して、安心させる。市民の分化の目的は環境社会に移行するためです。情報共有で危機感を共有するために、地域インフラをコミュニティで作り出す。政治は国への拘りを捨てて、超国家での平和をめざす。
 4.8.3 地域と超国家の仕組みに変換:LL=GGでは市民と超国家が双方向でつながることです。その前段階で地域コミュニティと超国家の仕組みに変換される。ソーシャルネットで社会の位相化を行うが、例外が発生する。日本はシナリオから除外され、孤立し、中国は分解して、個別に参画するカタチになる。
 4.8.4 存在の力でLL=GGの未来に到達:環境社会への哲学で意思の力から存在の力に変えていく。市民が内なる世界で存在の力を発揮させて、LL=GGに向けて、加速される。地域コミュニティでインフラを変えていくことで、社会の位相化をカタチにする。そして、2050年の歴史の分岐点を向かえる。
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要旨編集 4.歴史 2

4.4 地域の認識から幸せへの道
 4.4.1 歴史哲学から新しい歴史観:国民国家から分化と統合の二元化する傾向にあります。根幹の歴史哲学からまとめていく。平和を主張する世界です。存在の力をベースに、社会構造を数学的に認識したサファイア循環で歴史哲学を作り出し、コミュニティの知識と意識で市民に展開する。
 4.4.2 サファイア認識で地域から変える:歴史の内にも、サファイア循環が存在する。そこから、世界が見えてくる。サファイア循環は全体を見て、先を知るための数学モデルです。国民国家は限界に来ているが、地域は健全です。今後のインフラは地域の知恵を体現化する。生活のエネルギーは地域で作り出す。
 4.4.3 多くの人が幸せになれるシナリオ:環境は人が増えれば増えるほど悪化する。これを増えれば増えるほど良くなることにしたい。そのためには、個人が分化し、互助することです。図書館と生涯学習が知恵を作り出す。地域など周縁の変化が全体に変化を及ぼす。統合のためには相互関係を十分に理解することです。
 4.4.4 分化と統合での幸せへの道:グローバル化に対抗して、多様な地域ガバナンスで、地域の要望に合った仕組みを市民自ら作り出す。地域を活性化した上で、つながりを求めるために、中央にアピールする。中央は統合機能で、地域のエネルギーを最大限にする。歴史を変えて、平和の道に向かわせる。

4.5 中央集権から地域主体へ変わる
 4.5.1 地域の価値観でクライシスに対応:簡単にクライシスは起こった。歴史のコード化でクライシスは頻繁になる。地域は国に依存してきたが、連鎖的崩壊を起こした。今こそ、国などの画一的な対応から、ローカルの多様性を活かすために自立する。復興に際しては、元に戻るのではなく、歴史のページを先に進める。
 4.5.2 地域の意思決定で国に対抗する:地域の武器は、市民の存在の力です。ソーシャルネットで情報共有させて、何を行うかを決め、自ら行動する。コミュニティでの知識と意識で地域をカバーする。地域での意思決定は、テーマとグループを中心に決めていく。その活力を統合の元で、国全体をカバーさせていく。
 4.5.3 情報共有がコミュニティをつなぐ:歴史を変えるために、先人はさまざまなツールを準備してきた。インターネットがソーシャルになり、柔軟なつながりが可能になり、市民の生活も情報共有でつながるようになってきた。企業・行政も対等な関係でつながることができる。社会ライブラリで知の共有も可能になった。
 4.5.4 歴史はゆっくり環境社会に変わる:地球的規模の課題に対応するために、2050年までには環境社会になる必要がある。情報共有のコラボから市民意識を変えて、地域からサファイア社会を目指す。経済的・自然的・環境的なクライシスに対応しながら、ライフスタイルを含めて、環境社会にゆっくり変わる。

4.6 市民と地域と国の構造が変わる
 4.6.1 Local meets Globalで国民国家:国家以前はバラバラに地域が単独に損じしていた。フランス革命を経て、国民国家に向かった。その先に、意思の力の元で全体主義があった。軍がローカルを支配する専制主義に対して、ローカルから反発がある。そして、ローカルから支持されることで民主主義が主流になった。
 4.6.2 Global meets Localで地域統合:ローカルを吸収して、グローバル化してきたが、テロとか環境問題での反発を引き起こした。そこで、ローカルは目覚めて、方向を転換させてきた。グローバル化が進んだ企業は国を超えると同時に、ローカルを活かす道を進んでいる。国民国家も超国家で課題解決を図る。
 4.6.3 地域コミュニティを国が支援する:そして、コミュニティが主役に躍り出た。同一価値観で動けることで、世界の位相を変化させる。トルコの観光立国は地域のエネルギーと知恵を発揮している。グーグルなどのグローバル企業は支援に回っている。市民が主役のコミュニティが地域を活性化していく。
 4.6.4 地域と超国家のサファイア社会:コミュニティは、バラバラな地域社会とは異なる次元の存在になる。市民に対しては、生活者意識をネットでつなげ、コミュニティのライブラリで知恵を蓄積させる。危機感を共有し、場として、コラボで行動する。その上で、国および超国家と双方向でつながり、循環する。

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要旨編集 4.歴史 1

4.1 ナチ成立から始まる歴史の関心
 4.1.1 ナチ成立は合法的に行われた:60,70歳で歴史学を習得するための準備をしてきた。戦間期から分析を始めた。世界は民主主義が共産主義化になることを阻むカタチで、全体主義になった。国民国家は沈黙の螺旋に陥った。個人発想でも時代が合えば、全体を支配するのが可能な時代になった。
 4.1.2 共産主義はカリスマに支配される:民主主義の究極な姿として、共産主義が出てきた。困窮に中から、ロシアに共産主義が生まれ、独裁者に横取りされた。地方分権の中国は中央集権化の手段として、全国民を支配する共産主義が生まれた。GNP的な政治体制で中間層を引き付け、中華思想の元で発展してきた。
 4.1.3 グローバル化は地域を圧迫する:歴史はグローバル化に向かってきた。日本は、明治維新で国民国家になり、植民地政策に向かったが、米国のグローバル化に負かされた。グローバル化は格差を生み出し、地域を圧迫した。米国はグローバル化を追求した。ロシア・中国との資源剥奪とぶつかり合っている。
 4.1.4 テロの世界からグローバルの支援:グローバル化とローカルでの多様性の時代に入った。ローカルから発生したテロが脅威になってきた。ローカルは自らの存在を掛ける。自立したローカルを保証することで安定させる時が来ている。エジプト革命のように、グローバルはローカルを支援するカタチになる。

4.2 未来への仮説で歴史を分析
 4.2.1 国民国家の観点で歴史を見る:歴史の流れには法則があり、さまざまな見解がある。ローカルとグローバルの関係で見ている。ローカルで争い、幸せのために国が生まれた。国民国家は国民を集約し、富を分配することで成り立つ。国と国民の間にグループができ、環境のような地球規模の課題に対応する。
 4.2.2 偶然と仮説から歴史の未来を見る:ローカルな観点から歴史を捉えて、グローバルとの間にサファイアの仮説をたてた。歴史の中の偶然は意味をもち、必然の揺れ戻しで方向が決まる。ローカル・グローバルでの歴史観から、全体主義とかEUの意味も見えてきます。ローカルの動きで未来が決まっていきます。
 4.2.3 各国の歴史と意識のシナリオ:歴史は国が基準になり、民族が絡みます。国の関係で歴史認識を見ていけます。フィンランドは小国として、市民主体で存在感を示している。トルコは地域の要として、変革の源になる。ギリシャは国民国家のあり方を示し、韓国は地域と一体化した国の姿を検証できる。
 4.2.4 歴史は地球課題にどう対応するか:歴史の未来を考えるときに三つのファクターがある。環境・エネルギー問題のような国を超えた課題への対応、ローカルの多様性からの変革、グローバル化の更なる拡大での不安定さです。いずれも、組織とか国を超えるもので、個人の変革が求められる。

4.3 歴史は国から市民主体に向かう
 4.3.1 国を超えた歴史の意識の先:歴史の行方を、ローカルの役割から考える。個人では動かないが、流れを作ることはできる。国民国家は家族とか民族から限界にきている。宗教のように、同一価値観のグループを作り出せば、歴史は変わる。国を超え、個人の多様性をカバーするソーシャルメディアが歴史を変える。
 4.3.2 国民国家は生成、限界を向かえた:国という単位で歴史を変わっていくが、従来は民族で国を作ろうとした。小国は独立のために勇気を示した。アフリカ・中欧などは民族争いに終始し、アジアは覇権争いが激化している。この解決にために、EUのような超国家発想と地域連携が現実になってきた。
 4.3.3 国は地域へ分配から支援に向かう:グローバルの時代を作りあげてきたのは、全体効率でした。資源などの有限を意識したところから、崩壊が始まっている。国の国民への分配は限界に来ている。独裁が魅力的に映る。ローカルは自立して、同一価値観でまとまり、グローバルは新しいローカルを支援する。
 4.3.4 ソーシャルが市民主体社会を作る:国民国家から市民主体国家に向かいます。存在の力をつなげるのがソーシャルです。「公共」図書館のようなものがグローバルからの支援を可能にします。共和制もソーシャルネットで変革し、平和な世界を求めます。座標軸の決まった国民から自由な市民の集まりを信じます。
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豊田市図書館の26冊

238『ロシアの歴史【上】古代から19世紀前半まで』世界の教科書シリーズ ロシア中学・高校歴史教科書

238『ロシアの歴史【下】19世紀後半から現代まで』世界の教科書シリーズ ロシア中学・高校歴史教科書

316.88『ドイツに生きたユダヤ人の歴史』フリードリヒ大王の時代からナチズム勃興まで

323.14『憲法Ⅱ 人権』

221.01『韓国の歴史教科者』世界の教科書シリーズ 高等学校韓国史

493.76『自閉症スペクトラムとは何か』ひとの「関わり」の謎に挑む

675.4『流通大変動』

016.21『つながる図書館』コミュニティの核をめざす試み

913.6『異帝国太平洋戦争 西部戦線異状あり』

916『一〇一年目の孤独』希望の場所を求めて

496.6『めまい・耳鳴りをすっきり治すコツがわかる本』原因は耳か脳 正しい治療と日常生活の改善法

114.2『わたしが死について語るなら』

069.02『ぶらりあるき 台北の博物館』

911.56『世界中の息子たちへ』

596.33『とことん!とんかつ道』

367.21『こうして女性はつよくなった』家庭面の100年

336.49『ハーバード×慶應流 交渉学入門』

336.2『ロジカル・シンキング』「60分」図解トレーニング

336.83『経営分析』「60分」図解トレーニング

134.97『論理哲学論考』

336.49『できる人はなぜ「白シャツ」を選ぶのか』結果が出る印象マネジメントの極意

336.42『なぜあの会社には使える人材が集まるのか』失敗しない採用の法則

749.41『本を読む人のための書体入門』

335.04『これからの経営に必要な41のこと』スターバックスCEOだった私が伝えたい

302.25『ブータン』変貌するヒマラヤの仏教王国

593.36『スーパーファッションデッサン 基本ポーズ編』高村是州式
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宗教が市民主体の前面に立てるか

全ての言葉が与えられた。

 国民国家に関する事。ポスト国民国家状況において、グローバルな公共性はいかにして可能かという問題。

夢を引き継ぐ

 スティーブ・ジョブスにしても、ビル・ゲイツにしても、夢はそんなところで終わっていないはずです。だけど、時代が過ぎてしまった。本来、夢を引き継ぐものが引き継いでいない。単に自分が生きるために、生活しているだけです。

 テッド・ネルソンにしても、この時代に生きたのに、表から抜けています。夢をキッチリと受け継ぐ人は、前の人とは違うタイプの人です。私の場合はパートナーです。

本の読み方

 参考資料を集めることにしましょう。そうすれば、もっと早く読むことができます。先送りです。例えば、歴史哲学とか、国民国家とかの概念そのものです。

 ライブラリとのリンクも掛けないといけないけど、その上で参照させます。取りあえず、歴史編でどこまで認識あるかを出すことにします。

市民主体の国民国家

 市民主体の国民国家というのは、矛盾です。国民と市民は一緒ではない。国家に帰属意識を持たないのが市民です。宇宙とつながるものです。

 特に、ソーシャルとつながる時の市民とコミュニティの上に国というものがあるかもしれないという状態です。

宗教が市民主体の前面に立てるか

 その時に宗教がどうなるかです。エジプト革命においては、民主主義というよりも宗教の影響の方が強い。

 ハマスを生んだムスリム同胞団が拡大する可能性が十分あります。何しろ、地域に組織を持っています。

 日本の場合は宗教が前面に立つことがないでしょう。何しろ、皆は信じていないから。だけど、ムスリムの場合は戒律を含めて、信じて、それを常に表現しています。というよりも、唯一の拠り所です。

 キリスト教の場合は、ハッキリ言って、神は死んでいるので、影響力はあまりないです。だけど、ドイツのようにまとまりとしてはあります。市民主体になる時は、一番は存在の力です。これと宗教が結びついた時はかなり、方向は違ってきます。スポンサーなしにつながれる耐久力を持てるかどうかです。

 シリアのように、シーア派とスンニ派の戦いになっては、ソーシャルの出番はなくなってしまいます。民主主義というカタチではなく、市民主義なら、ムスリムも行ける可能性を持っています。何しろ、存在の力そのモノを使うわけですから。

存在の力と歴史の関係

 公共図書館のようなものがある限りは、皆の心の中に存在の力があることを信じています。

 歴史哲学は4.4.1です。国民国家は4.3.4です。

組織の中の人間を分化させる

 組織の中の人間を分化させて、こちらに持ってくるというやり方です。こういった動きがないと、革命は成就しないです。それはロシア革命が証明している。日本は2.26で第一師団は分裂しなかった。国家と国民の関係で、従属関係が強かった。

 ムスリム同胞団のように、地域に密着している場合は、方向を示せば、乗っ取ることができます。ムスリム同胞団がすごいのは、各地域で性格が異なっている。その意味では、コミュニティの原型です。宗教色さえなくなれば、エジプトは新しい民主主義に向かうことができる。

 実際、ハマスは宗教色は強いが、エジプトでは、宗教力がなく、皆が生きるためにコミュニティを作ってきた。だから強いのです。変わりうるかどうかの実験台です。

2:6:2の効率化

 労働とかメリットとか生きがいなどの生活の家庭が破壊されるかどうか。

 組織は否定はしないです。効率という面では、住みやすいのは確かです。何も考えない人をうまく使う手法です。逆に言うと、全ての人が考えるわけにはいかない。多くても2割の人が考えることになる。あとの人は、2:6:2で行くしかないでしょう。

 特に、最後の2の考えない人たちは、その中で2:6:2で作るしかない。否定することはできない。ましてや、ナチのように、後ろの2を潰すことによって、8を活かすという道はないです。

 どちらかというと、ヘーゲルではないけど、頭の2と後ろの2で新しい世界をどう作っていくのかという方が、正解に近いです。コミュニティが位相空間ならば、上部の組み合わせは自由にできるものです。
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