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日本はローカルのまま、グローバルの世界に存在している

未唯へ。あなたのいとこのREIさんは素晴らしい女性ですよ。

ギリシャ人から見たトルコへの感情をREIさんから教えてもらった。彼女の分析は日本人全体が、日本を冷静に見ているというものです。

それをヒントにして、その理由の分析を開始しました。手法はローカルグローバルという見方です。

日本には、自国に対するプライドというものがなかったのでしょう。島国で、外を意識する必要がなかった。ローカルのまま暮らしていた。明治以降は外国へ出かけて行ったが、その手法は欧米のやり方を真似ていたのでしょう。実質は、ローカルでの考えをそのまま"自然に"拡大していったものです。

韓国併合とか、満州経営の歴史を見ていると、「外の世界」に出かけているとか、征服しているのかという感覚があまり感じられません。ずるずると、ローカルを拡大していった。

アメリカと戦争して、負けて、初めてグローバルを意識した。ローカルだけを考えていてはだめなんだ。それと同時に、あれだけの戦争をしながら、「国体」は守れたという自信もその時に植えつけられた。

自動車メーカーのアメリカ戦略にしても、国内の熾烈な争いを生かしながら、アメリカのローカルを徹底的に分析して進めていった。これで、グローバルで対応できるという自信ができた。だけど、基本の心はあくまでもローカルです。

これは、世界でも珍しい国民性です。韓国とか、ギリシャとか、最初からグローバルの世界にもまれてきた国と異なります。

今、グローバルは完全に壁にぶち当たっていいます。これ以上のグローバルは許されないのです。グローバルはローカルを支援するために存在する流れを起こさないといけないところまで来ています。

日本の存在とか国民性が世界に役立つ時です。戦いは今からです。

フィンランドの国民性にも可能性を感じます。日本の大和魂と同じく、「シス」があり、日本語の「ありがとう」に対する「キートス」という言葉があります。

日本とファインランドの違いは、自らの国民性を理解して、それをグローバルの武器にしているかどうかです。日本は、このお人よしの態度と行動を、アメリカなんぞを気にせずに、出していく時です。

日本はアジアで、フィンランドはヨーロッパで、グローバルの力をローカルを支援して、ロシアとアメリカを誘導していかないと。
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