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「未唯への手紙」の「社会」編の一巡目 社会の観察 その1

未唯へ。「未唯への手紙」の中の「社会」編の最終ステージの中間報告です。2001年以降、ボランティアとか市民参画を意識して、行動しています。

販売店システムを設計するにも、システム以外に3つのジャンルが必要だと思っています。それは数学(=基礎部分)と社会(=幅)と歴史(=深さ)です。これらがあって、始めて、システムをバックキャスティングして、将来のために、今何をすべきかがわかってきます。

社会について述べます。一巡目のポイントは「見ること」です。観察することです。今の社会には苛立ちを覚えました。苛立ちの中身を観察することから始めます。

最初の対象にしたのは、「コンビニ」です。コンビニ商法のポイントは一つです。コンビニにあるものが、「お客様が欲しているもの」と思いこませることです。その他に色々なものがあると思わせてはダメです。これを見つけるために、一つのコンビニを30分かかって観察していました。

販売店システム調査で、アメリカ出張した時も、コンビニを「仮想敵」に設定して、「コンビニを超えるには」というテーマを自分に課しました。その時のわかったのは、コンビニの弱点はマニュアル通りしか動けないことです。売ることしか考えられません。

商店街の発展とか、地域の活性化という、知恵を使って拡がっていく発想はありません。それがネックになるような仕組みを作れば勝てます。

コンビニを社会学の対象に選んだのは、いつでも、内側から観察できることです。社会構造のひな型を探るには格好の材料です。

次に、ファーストフードを対象にしました。マクドナルドはグローバリズムそのものです。それゆえに社会への影響は大きいです。アメリカでマクドナルドでアルバイトを経験した若者だけでも数%以上になります。マクドナルドは「グローバリズムの学校」です。

日本のファーストフードには、グローバリズムと地産地消との対立関係があります。イタリアのバールのように、スタバ(グローバリズム)に対抗できるまでの力はないけど、それなりの存在感を出しています。

日本もLocal meets Globalで、小さなお店が駆逐されました。ここでも、Global meets Localを考えないといけない。その時に、モスはよく頑張っていると思います。モスの動きは注目しています。

(続く)
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