使徒の働き13章26−41節
月曜日。ドイツチューリンゲン地方のアイゼナハという場所を訪ねました。ルターが9週間で新約聖書を翻訳した「ヴァルトブルグ」が山の上にあり、麓の町にはバッハが生まれた家が「バッハハウス」として博物館になっており、またルターのお母さんの故郷でもあるので、「ルターの家」もあるという歴史の町です。今回は時間の関係で「ヴァルトブルグ」と「バッハハウス」に行きました。ルターやバッハのことや、この城の城主たちの栄華を思う夏の一日でした。
ピシデヤのアンテオケのユダヤ人会堂で、パウロが語った演説の続きを読んでいます。パウロだけでなく、使徒の働きに載っているイエスの弟子たちの演説、説教の中心は、もちろんイエス・キリストのことです。ここでもパウロは、罪の赦しが述べられているのはイエス・キリストによるのだと語ります。
心に留めたのは、イエスはよみがえられた、神はイエスをよみがえらせたと繰り返しパウロが語っていることです。そしてパウロは、イエス・キリストが十字架で殺されたあと三日目によみがえられたということは、旧約聖書詩篇にも約束されていたことなのだと伝えるのです。
ペテロやパウロ、そして初めの頃の教会の指導者の話の中心にはキリストがおられ、キリストのよみがえりが必ず語られます。教会は今、このことを語り続けているのか、証言し続けているのかと、心探られる箇所です。(写真はヴァルトブルグからの一枚です)