ネヘミヤ記 5章
土曜日に「9ユーロ切符」で「失敗」して、教訓を得ました。仕事で用いてはならないということです。「聖霊降臨祝日」の月曜日夕方、思い立って往復4時間ほどの小旅行を……。のんびりと列車に揺られて、初めての町を訪ねました。
城壁の修復工事が進行している間に、人々の間に深刻な問題が起こりました。経済です。
1節に「民とその妻たちから」あります。妻たちが表に出てくるのは、それほど事態が深刻だったことを伝えています。食糧不足、飢饉、納税、それに輪をかけたのが城壁工事だったのでしょう。さらに同胞が金持ちたちが、貧しい人々を苦しめていたことも訴えの中にありました。
ここには、ネヘミヤがこの深刻な問題をどのように解決したかが語られています。彼は豊かな心の持ち主で、これまでも罪に嘆き泣きました。ここでは同胞の金持ちへの激しい憤りを示しています。しかしそれは、かっとなって怒り散らすというようなものではありません。
7節で彼は、「私は十分考えたうえで」と書いています。彼は憤りを覚えながらその感情を当事者にぶつける前に、十分に考えたのです。その結果、金持ちたちを読んで非難するのですが、それはネヘミヤ自身も大きな痛みを伴うものでした。
同胞への負債を免除するよう求める際に、彼は率先して自分への負債を免除すると公言したのです。11節の「だから…」には説得力があります。
しかし彼は、自分が行ったことを鼻にかけたりはしません。19節の祈りのことばは、誰のために彼が歩んでいるのかを伝えています。