みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

とこしえに覚えておられる

2011年12月28日 | 詩篇
詩篇105篇1-24節


 年末年始は、普段なかなか会えない友からの便りが届く時期でもあります。
 クリスマスカードを出し終えたと思ったら、次は年賀状。「一本化」しようかと考えた時もありましたが、何となくズルズルと両面作戦をしています。
 たくさんのカードを出すのは、もしかしたらたくさんのカードを送ってもらいたいと、どこかで思っているのかも知れません。自分のことがあの人にもこの人にも覚えられている、忘れられてはいないのだとの確認の時期が、年末年始かも知れません。

 そのようなことを考えたのは、8節の「主は、ご自分の契約をとこしえに覚えておられる」とのことば。
「(この詩篇を)歌う者たちが、自分たちの神をどんなに熱く思い、恵まれ、感謝しているのかが伝わって来る」と「みことばの光」にあります。この詩篇を声高らかに歌いながら、人々は高揚感に包まれ、神を賛美せずにはいられなかったのはなかっただろうか、と想像しています。
 
 それは必ずしも、自分たちにとって「うまく行った」ということで、神を賛美し感謝しているのではないのですね。
 アブラハム、イサク、ヤコブ、そしてヨセフ…。だれもがしくじりを重ねました。それでも、彼らとの契約に主はあくまでも忠実でいてくださったということが、ポイントなのです。

 うまく行ったことも、しくじったことも含めて、2011年を振り返って「ああ、確かに主はご自分の契約をとこしえに覚えておられる」と賛美と感謝、そして悔い改めの時を年末に持てたら、と思います。







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