みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

「知らなかった」のか?

2011年12月05日 | ローマ人への手紙
ローマ人への手紙10章14-21節


 土曜日夜、通っている教会でクリスマスコンサートがありました。
 岩渕まことさん・由美子さんご夫妻のデュオを楽しみました。満席の人たちが笑い、涙し、ともに歌う楽しいひとときでした。
 
 岩渕さんは、星野富弘さんの詩に曲をつけて歌っておられ、コンサートでは「まつたけ」を披露してくれました。 詞と曲とがぴったりで、よかった! です。
 シイタケや、エノキ、マイタケがちょっぴりかわいそうな気もしましたが、マイタケについては小生も同じ気持ちなので、思わず「そうだ!」と小さく言ってしまいました。
 「まつたけ」がこんなに素敵な曲になっていたとは、知りませんでした。

 パウロは、旧約聖書を裏付けとして、福音は同胞イスラエルにも届けられたのだと言っています。「知らなかった」とは言わせないということでしょう。それでは、知らされたのになぜイスラエルはイエスを救い主と受け入れるのを拒んだのだろう、自分たちがさげすんでいた「異邦人」が福音を信じて神の子どもとなっていく様を見て、ねたみそして怒ったのだと続けています。
 プライドがじゃまをして…、ということがあります。そんなことで、せっかくの大切なものをみすみす逃してしまうのですね。

 しかし、神は同胞を見捨ててはおられないとも、パウロは語ります。
 それにしても、「不従順で反抗する民に対して、わたしは、一日中、手を差し伸べた」とは、よく考えるとすごいことばですね。


 


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