みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

隠れた主役

2011年05月14日 | 歴代誌第一
1歴代誌11章1-21節

 主なる神からの恵みと平安がありますように。

 「あっという間に土曜日」という印象の一週間でした。4月に満開だった教会の入り口の桃の木には、小さな実がたくさんついています。大きな桃になるためには実の数を減らさなければなりません。郷里の桃の種を妻が埋めておいたところ、大きく育った木です。この夏は、桃をたくさん食べて支援したいと思います。
 
 ダビデ登場! です。「みことばの光」によるならば、「ダビデの即位」「エルサレム攻略ーダビデの町の建設」「ダビデの勇士たち」について記されています。
 ようやく、全イスラエルがダビデを王に推挙し、油を注いで王にしました。
 ダビデがサウル王に追われ、ペリシテ人と対峙(たいじ)していた頃の感動的な出来事も紹介されています。
ダビデのために敵陣を突き抜けて水を運ぶ三勇士、そのような貴重な水をとても飲むことなどできないと主にささげるダビデ。
 ダビデは良い「人材」に恵まれていたのだなぁ、この勇士たちも良い「上司」の下で仕事ができたのだなぁ、と思いますね。

 しかし歴代誌の作者は、歴史の表舞台で活躍するダビデや勇士たちだけでなく、「隠れた主役」に目を留めるようにと読者を促しています。
 「彼らは、…主のことばのとおりに、ダビデに油を注いでイスラエルの王とした。」(3節)
 「ダビデはますます大いなる者となり、万軍の主が彼とともにおられた。」(9節)
 「こうして、主は大勝利を収められた。」(14節)

 きょうも、「隠れた主役」を忘れることなく一日を過ごします。




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