みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

オルナンの打ち場

2011年05月28日 | 歴代誌第一
1歴代誌21章18-30節


 私たちの主からの恵みと平安がありますように。

 雨の朝です。ニュースは「非常に強い台風2号」が西日本に接近していると報じています。お近くの方、どうぞお大事になさってください。

 きょうの箇所には、ダビデの「人口調査」がどのように収束したのかが書いてあります。
 事は簡単には済まない、自分の罪ゆえに多くのいのちが落とされたことを、だれよりもダビデ自身が重く受け止めています。
 しかし、そのような自分にも「主のあわれみは深い」ことを信じているので、彼は正直に罪を告白しているのです。「私を主の手に陥らせてください」(13節)、「あなたの御手を、私と私の一家に下してください」(17節)などのことばに、自分のやり方で罪の始末をしないというダビデの決意が表われていると思いました。
 そして、主のあわれみにすがり、主の命令に従って祭壇を築き、全焼のいけにえをささげたダビデ。そのダビデを主がお受け入れになったことは、いけにえに下った天からの火によって明らかです。
 
 無償で良いとの申し出を断り、犠牲を払って購入したオルナンの打ち場で全焼のいけにえをささげたダビデの姿から、礼拝の姿勢がどのようなものかを教えてもらいました。
 そして、やがてこのオルナンの打ち場に、息子ソロモンが神の宮を建てることになります。神を礼拝する場は、罪を赦される場であるのだということを象徴しているかのようです。

 「私の罪を赦してくださった主に、犠牲の伴ったささげものを、進んでささげることができますように」との「みことばの光」の祈りのことばで、明日の礼拝に備えたいと思います。

 


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