霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

溝切り

2009-06-29 20:57:47 | 
コンバインで稲刈りが行われるようになってから始まったと言われている「溝切り」なる仕事に最初は疑念を抱いていた。
ただ惰性でやっているだけなら省略しても構わないような気もしていた。
しかし、そう思っている内は「駆け出し」の域を抜け出ていない証拠だった。

田んぼの中は微妙に凹凸が残っていて、排水口を開けても水が流れ出ない場所が結構残ってしまう。
そのような所を放置していると稲刈りの時にぬかるみとなってコンバインが苦労することになってしまう。
それを解消する手段として「溝切り」が極めて有効な方法だと気付いたのはつい最近のこと。
特に、我が家の田んぼのように湿田が多い場合は、「溝切り」は稲刈りに向けた欠かせない準備作業となっている。



水が無いと思っていも「溝切り」をすると水が滲み出て流れ出て来ることが多い。今年の「溝切り」もこの田んぼで完了となった。

「溝切り」のタイミングは難しい。
水を落として直ぐだと土が柔か過ぎて切った溝が直ぐに埋まってしまうし、逆に時間を置き過ぎると土が固くなって溝が切れなくなる。
「溝切り」が上手く行った田んぼの中は縦横数本のミニ水路ができたと同様の状態になり、水の出し入れも単時間で済ませられるようになる。
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2 コメント

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Unknown (isamrx72)
2009-07-02 23:44:06
 普通の方は、今時分が溝切のタイミングなのでしょう。自分はここ数年早めの溝切をしてます。梅雨に入って雨が結構降るようになってからは逆に水を入れてます。こうすることによって、田圃の土が硬くなるし、株も確保できる、しかも、今後のいもち病の対策が取りやすい、無効ブンケツの抑制。良いことだらけでないかと自己満足の境地です。
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Unknown (「霜後桃源記」)
2009-07-03 05:04:51
isamrx72さん
コメントありがとうございます。
ブンケツとの関係は未だ良く理解できていませんが、今年の溝切りはこれまでで一番上手く行きました。
稲刈りでは楽ができそうです。
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