就農当初、当時JAの支店長だった区長が、JAが推進していた集落営農
組織を設立する会合の場で「賛同しなかったら村八分だ」を連発するのを
見て驚いたことがあった。
区長はガキ大将当時から「イジメを仲間統制の武器としていた」と或る人
が話していたが、世の中のルールや常識を学ぶことのないまま成長し、その
武器を今も駆使しているということかもしれない。
案の定、除名宣告以降は各種行事等の案内や連絡が無くなり、父母の葬儀
の際の香典は総会で決めた額より少くなくなり、老人クラブからの献花も無
かった。
これらのイヤガラセや不当差別は「俺に逆らうとこうなる」ということを
敢えて集落民に誇示する狙いもあったようだ。
除名に続く不当差別の最大の被害は、数カ年計画で交付金を利用して順次
実施して来た「土側溝のU字溝化」で、他の水系は既に竣工しているにも関
わらず、我が家に関係する水系は未だに土側溝のまま放置されている。
個人専用の排水路なら分からないでもないが、当該水系は集落内7農家の
共用排水路である。
しかも、これまで実施して来た他の水系の工事も含め、耕作面積最大の我が
家が交付金受領額に大きく貢献をしていたのである。
「ようやく自分の番が回って来た」と思った矢先のイヤガラセだった。
たとえ話しで恐縮だが、夫婦で家を新築するため共稼ぎで頑張り続け、念願
の新居が完成した途端、夫が妻に「お前とは離婚するから出て行け」と言うに
等しい暴挙である。
この陰湿な差別は今も続いていて、土側溝の下部に位置する畑では染み出て
来る水による湿害等で毎年多大な稼働と損失を被っている。
また、他の共用農道の欠損や土手の崩落等も放置されたままで、中山間代表
に再三に亘り補修を依頼しているものの、「私は名ばかりの代表者なので何の
権限も無い。」と糠に釘状態となっている。
昨日に引き続き吉ケ沢の大豆畑。
昨夜の雨で、雑草が少し低くなり大豆が姿を現した。
山側でイノシシが作物を踏み倒した形跡があったので慌てて電気柵で囲った。