北海道を本拠地とする陸上自衛隊北部方面隊では、方面隊戦車射撃競技会を26日から恵庭市の北海道大演習場で実施している。27日に取材に訪れると、各駐屯地の戦車小隊が地響きと土煙を立てて、迫力あふれる射撃を披露していた。2年ぶりの開催となる今年の競技会は、道内の各部隊のほか、静岡県御殿場市の第1機甲教育隊からも参加。90式戦車、74式戦車合わせて44の戦車小隊が約1週間にわたって、いかに速く、いかに正確に、遠いものでは2000メートル以上も先にある標的を命中させるかを競い合う。日ごろ鍛錬している戦車射撃の実力を発揮する真剣勝負の場だ。1個小隊4両の90式戦車が轟音を響かせて射撃位置まで来ると、間髪を入れずに戦車砲を発射する。テントの中で見学していても振動がびりびり伝わるほどの迫力だ。北部方面総監の岩田清文陸将は「実際に近い状態での競技で、1年間しっかり鍛えてきた戦車小隊の集大成ともいえる。この積み重ねの中で抑止力が生まれる。北部方面隊としては最も力を入れている大会です」と語っていた。
@1%でも我が国の主権が侵される可能性があれば、その1%の為に命を賭けて戦う自衛隊が存在する訳で、日々の厳しい訓練の積み重ねこそが自衛官の命をも守る事になる。そして、それは国民と自衛隊が一体となり、絶対的な信頼関係が構築された時に初めて力を発揮する。
@1%でも我が国の主権が侵される可能性があれば、その1%の為に命を賭けて戦う自衛隊が存在する訳で、日々の厳しい訓練の積み重ねこそが自衛官の命をも守る事になる。そして、それは国民と自衛隊が一体となり、絶対的な信頼関係が構築された時に初めて力を発揮する。