周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

2月9―15日

2020年02月16日 | 日記・エッセイ・コラム

柳井教会の啓ちゃんは僕のことを「河童さま」と呼ぶ。それは今から18年ほど前、僕が黄疸で入院した時、体が黄色っぽくなったのが理由。僕のイメージでは河童は緑色やが、なぜか啓ちゃんは黄色=河童と判断したらしい。ところで僕は鬼太郎の常連仲間の中に、なぜ河童が居ないのかと悔しがるほど河童好き。障害者芸人あそどっぐの河童ネタも大好き。

 

2/9(日) 礼拝が始まる前に矢野夫妻は発たれた。「泊まるだけ泊まって礼拝にも出ずに去るのは心苦しい」と言われていたが、あいにくとうちの教会は「心苦しくなる」ような礼拝はしていない。行ってらっしゃいませ。お気をつけて~。とお見送りした後、ふと出席者名簿を見たら矢野夫妻の名前がしっかり書かれてあった。どうやら心だけは出席されて行かれたようや。

 

10(月) ん!タッチパネル式になっとる。時代の流れとは言え、すき家、お前もか!以前クロネコの宅急便で屈辱を味わった記憶が頭をよぎる。ここでモタつく訳にいかん。今の時代タッチパネルなど常識。還暦を過ぎてもチョチョイのチョイやという慣れた手付きを装って注文を送信。でも今日はおしんこはあきらめた。悔しいけど注文の仕方が分からんかったからや。

 

11(火) 先日からモヤモヤした感覚がずっとぬぐえなかった。そこでもう一度チラシを確認したら15時と思っていた開会時間が14時の勘違いだったことに気付く。慌てて下松教会へ。ギリギリセーフ。ブルースリーの名言「考えるな!感じろ」や。さすが僕。どうも何か怪しいと感じたからなあ。凡人には出来んことや。え?その前に「思い込むな!確かめろ」ってか?

 

12(水) 中華料理屋の窓の外に小鳥がいる。最初はウグイスかと思ったがウグイスは警戒心が強く、なかなか人前に姿を現さないはず。でも姿形はウグイスに似ている。特徴を覚えて帰って、パソコンで調べたらジョウビタキのメス説が浮上してきた。こんな時、調べずにはいられん性格も困ったもんで、結局どっちか判断がつかぬまま無駄に半日を費やしてしまった。

 

13(木) 国会中継を観ているとつくづく思う「あんなんでええなら僕でも大臣くらいできるで」と。要するにこういうことやろ?受けた質問には決して答えず、的外れな発言をするか、秘書の言うセリフをそのまま繰り返したらええだけや。今、イライラしている人はぜひ国会中継を観ることをお勧めいたします。なぜならそのイライラを忘れられる点ではとても役に立ちますよ。

 

14(金) バレンタインデー。もらったチョコレートの数は家族も含めて5つ。下さった方々の年齢を平均すると59歳。なんとか僕の年齢よりは下回ったのが嬉しい。しかし家族を除いた純粋な(何をもって純粋と言うのかは説明しにくいが)平均年齢は84歳。僕個人のギネス新記録を叩き出した。それはそうと、糖尿の僕にチョコレートをくださる愛と勇気に感服しました。

 

15(土) 先日ここしばらく顔を見せなかった常連のホームレス青年がフラリと現れた。思わず「死んだとばかり思ってた」と口に出してしまったのは、実際に路上死する人が多いからや。そんな彼が開口一番言った「お金ください」。こら!長いブランクでルールを忘れたんか。うちの教会は泊まりと飯と風呂は何日でもOKやが、銭だけNGや。でも生きててくれて嬉しいで。