Shizuko Diary

日々の記録として・・

ネットワーク会議・・・

2009-10-17 23:55:01 | Weblog
高機能自閉症&アスペルガー症候群ネットワーク会議・北陸ブロックに参加してきました。
知的障害を伴わない自閉症である高機能自閉症とアスペルガー症候群の子どもたちは、学校のお勉強もできて見た目にはわからないのでなかなか気付かれない・・・しかし、コミュニケーションが取れない・相手の感情が読み取れない・周囲から理解されないので時としてパニックを起こしたり問題行動に出たりする。
特性を知らない人たちは、わがまま・変わり者・親のしつけが悪いと理解してします。
親も肩身の狭い思いをしながらも我が子の発達障がいを認めようとしない。
今日の基調講演は「自閉症の早期の気づきと早期支援」と題して行われました。
幼児期の児童虐待・不登校・切れやすい子・学習不振・引きこもり・反社会的行動・家庭内暴力・ニートなどは発達障がいが大きく影響している人たち。
いじめや被害者意識では、みんなが自分の悪口を言っている・一生懸命やっているのに叱られる・わからないことで叱られる・助言を非難と感じる。
そんな特性を持っている子どもたちをそうさせないためには、一環した態度で接する・責められない急がされない生活・本人の気持ちを受け止める・自尊心を大切にするなどなど幼児期からの育て方が大切である。
講師は佐賀の自閉症協会・日本自閉症協会の理事であり、支援のNPO法人の代表者でもある。当事者の親であり、プロ集団の代表でもある。
自閉症協会は当事者として、ニーズを行政に訴える。行政は地域の支援システムの構築を図るため、福祉の障がい担当と教育委員会が協力する。NPOは自閉症(発達障がい)の専門家集団としてサービスを提供していく・・そしてこの三者の徹底した三つ巴の協力体制により地域システム化が実現されるという。

なるほどしかり、そういう地域にしていきたいけれど・・しかし専門家集団をどう組織化していくのか?
このトライアングルの関係をどこがイニシアチブをとって構築していくのか?

講演内容は本当によく理解できましたが、次なるアクションをどう起こせばよいのか、一度の講演ではイマジネーションが働きませんでした
支援体制をどう整えるのか・・福祉・医療・教育・当事者が同じテーブルに着くことからはじめなければと思いました。
子どもに対するアプローチ・親に対するアプローチ・・そして地域に対しての障害特性の理解の啓発への取り組み←何度も何度も繰り返し行わなければと思うのですが・・・
引きこもりで自傷行為や反社会的行動を起こさせないためには、行政も学校の先生方も親御さんも、研修を積んで子どもたちのために一生懸命に取り組んでもらえるトライアングルのシステム化を真剣に考えていただきたいと思います。

有意義な研修でしたが・・我が地域と重ね合わせてみると、まだまだ地域差があるように感じました。佐賀県の自閉症協会やNPOはすごいです。中心となる人材とネットワークが重要ですかね。

今日は急ぎアナウンサー時代の仲間に電話を入れてお願い事をしようと思ったのですがお互いに忙しくてタイミングがあわず、なかなか連絡が取れませんでした。
それでも講演会が終わる頃には、久々にヒゲさんの声を聞くことができ週明けにお返事をいただくことになりました。

外、編集局長から「もこ通信」46号のゲラが上がってきました。
夜の校正は目が疲れていけません(ぐすぅ!)
明るいときに校正かけたいと思います。
編集局長・・・ありがとうございマース
コメント (2)
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