市役所に行くと、春を告げるブラジル・マイリンケ市からの記念樹「梅」の開花が気になります。
今日は、過日報道された中学校の授業時数について教育長からの説明があるとのことで緊急招集がかかりました。
中学校の年間の標準総授業時数については、学校教育法施行規則により、1学年~3学年まで980単位時間。
義務教育に関する意識調査では、総合的な学習の時間について「教科の時間が減っており、基礎・基本的な内容の学習がおろそかになるとの考えに対して「とてもそう思う」「まあそう思う」と回答した割合が、中学校で81パーセントになっている。
完全学校週五日制になって、授業時数が減り単元がふえていて各学校では時数確保に苦慮しているものと思う。
総合的な学習の時間を各学年で35単位時間程度減らし、国語や社会・数学・理科・外国語および体育に関して、これらの各教科を通じて3年間でおおむね200単位時間程度を増加させるためには年間で35単位時間程度を増加させる必要がある。とは中教審での意見である。
年間の総授業時数をこのように増加すると、中学校の各学年において現在の28コマから週29コマを年間35週にわたって行うこととなる。
ゆとり教育提唱の時に土曜日を完全にお休みにして、その日数の中で、教える中身を3割増やして学力向上策に転換し、いやキャリア教育だ!
体力向上策だ!コミュニケーション教育だと、学校に教育内容を要請している現状がある。
外にも生徒指導や補充指導・進路指導などなど、現場はやることが山積み・・
これでは時間的にも心にもゆとりがなくなり、本来の人格形成も含めた教育ができるのだろうか?と心配になってくる。
先生方の多忙感の解消にもならないと思う。
中教審では、各教科で知識・知識の定着やこれらを活用する学習活動を行うために、授業時数の増加に当たっては教職員定数の改善など、指導体制の整備を進める必要がある。と言っています。
国は、これらの為にもっと教育関係予算を増やす必要があるのではないだろうか??
現場が立ち行かなくなっている現状・・現場崩壊にならない為に、国が責任を持って教育予算を確保し人的配置をすべきだと思うのですが・・・
机上ではなく、もっと現場の状況を把握して「国家百年の計」・・子どもたちの未来の為に指導体制の改善を図るべきであると思います。