中越10市の市議会合同議員研修会。
今年の当番市は十日町市、大変有意義な研修会でした。

今日の講演テーマは「新潟から医療を考える」と題して、県立十日町病院の吉嶺先生のご講演でした。
医療制度が変わり、3年ごとの医療報酬の改定に伴い、病院経営が厳しくなっていく中で地域医療をどう守っていくのか?
自治体病院を抱える当市にとって、大変タイムリーな内容でした。
予防医療と在宅医療、地域包括との連携・・ユーモア―を交えたご講演でしたが大変わかりやすい内容でした
う〜ん

と思ったのは過疎地の地域医療の課題と実践でした。
頂いた資料をこれから熟読して、地域医療について想いを深めていきたいと思いました。
病院が基本的には「集める医療」だけれど、過疎地においては訪問診療等「出向く医療」とのバランスが重要である。との事です。
過疎地の内科医は在宅医療や在宅ケアについての仕組みを熟知し、患者の生活を支える視点と出向く医療に携わる様々な専門職との綿密な連携が求められている。
なるほどと思いました。
高齢社会を迎えて、医療と福祉の連携・・地域包括の重要性を再認識できました。
唯一入院機能を持つ自治体病院・市立病院を存続させるために、企業努力だけでは立ち行かない外的要因が多い中でこれからどういった知恵で経営していくのか?
これから迎える診療・介護報酬の同時改訂、国民健康保険の都道府県化、医療費適正化計画第3期スタート等々、これからも国の動向を見ながら地域医療を守っていかなければならないと思います。
堅苦しくならない吉嶺先生のお話しは、大変わかりやすく有意義なものでした。

ふらっと立ち寄ったパティオにいがた・・防災アーカイブがり豪雨災害時のメモリアルとして機能しています。
遊水池や貯留管の埋設・田んぼダムや河川のショートカット等々、被災地としての体験を防災・減災に活かしています。
今日は、市職員が市の取り組みについて、研修していました。
市民への発信はもとより、過去の経験を風化させてはならないと市職員が学んでいる姿を心強く思いながら、市長の話しの内容を一緒に聴かせてもらいました。
現状の正しい情報をいかに市民に伝達するか?
緊急メールでの伝達をいち早く導入した当市です。
常に学ぶ・・心がけています。