すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

八幡平 5/18

2024-05-18 18:46:35 | 八幡平(積雪期)

地方紙、ローカルTV局、SNS等の発信もあり、お天気も最高とあって、ドラゴンアイ目当ての行楽客が怒涛の勢いで押し寄せてきました。

長靴、トレッキングシューズの方よりも、スニーカーの方の方が多いぐらいでしょうか。

怒涛の勢いの人流を捌くには、ステップを効果的に掘り、ボトルネック地形では、歩く方に選択の余地が与えながら誘導しなければなりません。手間がかかります。。。

過去最高の人出と言っても過言ではありません。人口密度が高まると、いろんな変わった人も来るというものです。法螺貝を吹いている方には、気持ち良く演奏なさっているところ恐縮ですが、注意させていただきました。

ドラゴンアイの真ん中に水の染み出しも始まりました。ドラゴン奉行が開眼宣言を出せば、、、、開眼?

八幡沼の解氷も進み、御神渡りがはっきりとしてきました。

八幡沼湿原の融雪も進み、かなり木道が露出してきました。融雪のキワの踏み抜きにご注意ください。

源太分れからキスゲ通りは、まだ雪上歩きの方が多いかな。

今日のアスピーテラインの渋滞は半端じゃなかった。午後になっても、黒谷地口手前まで列が伸びる。。。。時期限定でも良いので、マイカー規制を考えても良いのではないでしょうか?度々訴えても変わりませんね。

NOTHING'S GONNA CHANGE MY LOVE FOR YOU (with lyrics) - GEORGE BENSON

変わらなくて良いのは、あなたへの愛ぐらいで良い。。。

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黒谷地/茶臼岳

2024-05-16 19:40:00 | 八幡平(積雪期)

薄ら寒く霧雨そぼ降る、カッパを着るか着るまいか悩ましい1日。

まず朝一は、融雪期の木道掘り出し重点地区の黒谷地口から黒谷地まで。積雪で寝ていた灌木類が進路を塞いでいる場合には極力起こしてやって、通行の流れを妨げないように。

黒谷地口から黒谷地の間は、積雪下を沢が複雑に流れています。沢を渡る木道の要所を掘り出しておけば安心です。

黒谷地デッキ手前の木道は完全露出しましたが、あと10日ほどはまだまだ油断なりません。

黒谷地湿原は、これから奥の方から手前に向かって緑色になっていきます。

黒谷地湿原の作業後は、茶臼岳での作業です。前回掘ったステップは4日経過して、だいぶ融雪が進んでいるようです。

山頂直下の雪渓までは、登山道がほぼ露出。ミネザクラも咲き始めてきました。

エッジがだいぶ丸まってきましが、十分機能を果たしているようです。とは言え、また4〜5日は問題なく通過出来る状態に整えておきます。

雪渓のステップ掘りを終え、最後に茶臼山荘から茶臼岳山頂の間のルートを完全に夏道通しに切り替え。

こうしておけば、あとはどれだけ雪が解けても迷子になることはないでしょう。

アネモネが鳴いた (オリジナル) 大橋トリオ

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八幡平 5/15

2024-05-15 18:05:55 | 八幡平(積雪期)

ドラゴンアイの地元紙報道もあり、平日ではありますが、県境駐車場は満車状態。ふう。。。

ドラゴンアイは形良く、まあ良い感じじゃないでしょうか?これで真ん中に水が染み出してくれば、開眼となるのでしょう。ドラゴン奉行の予報を待ちたい。

それとですねえ、、、、雪上を歩かないと、ここまで辿り着きませんから。「こんなに雪があるんですねえ!」ってびっくりされますが、そもそもドラゴンアイって雪ですからね。雪歩きが不慣れな方は、長靴やトレッキングシューズ着用でお願いします。

とまあ、そんなような行楽客が多いこともあり、ドラゴンアイの終焉まではステップ掘りが欠かせません。

鏡沼分岐から八幡平山頂まではほぼ雪上歩きです。融雪に従い、誘導用竹竿を差し直し、ピンクテープも付け替え、ステップも新たに掘って、補助看板も立て、道迷い遭難が発生しないように気を使ってます。

山頂の展望デッキの右階段も最後の段を残すのみとなりました。階段アプローチのステップ堀から解放される日も近い。

山頂からガマ沼分岐までほぼ雪上歩きですが、積雪はだいぶ薄くなってきました。

ドラゴンアイも良いですけど、解氷進む八幡沼も見事なものです。

八幡沼湿原湿原の融雪の際では踏み抜き注意です。

キスゲ通りも融雪進んでします。こちらも踏み抜き注意。

キスゲ通りの坂道区間の積雪はまだ厚め。

コンクリート舗装の道まで出てくれば、登山口まで完全露出。眼下に見返り峠駐車場。満車状態。

銀の龍の背に乗って

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大深山荘 5/12

2024-05-12 17:43:02 | 裏岩手縦走路

今日は大深山荘の夏仕様への切り替え作業です。

まだギリギリ雪が繋がっている雪渓を、小さな全層雪崩の痕跡を横目に詰めていきます。

久しぶりの大深山荘。例年よりも小屋周りの積雪は少なめ。

小屋の中の清掃の後、雨水槽の冬夏のバルブ切り替えを行い、デッキにも雨水を貯める水槽の設置。次回は水を使った清掃も可能になります。

小屋の作業が終わった後は、大深分岐方面へ誘導用ピンクテープ付け。登山道上にある落枝は、雪が残っている間に処理する方が楽。

登山道上にかかっている倒木も処理しておきます。

大深分岐まで来ると完全露出。

源太ヶ岳方面へ少し歩けば、裏岩手縦走路の展望が開けます。

大深岳南東斜面には雪が残っていますが、登山道上には大深山頂から小畚山鞍部にかけて雪が無さそうに見えます。

小畚山から三ツ石山方面稜線上もかなり融雪が進んでいるようです。

踏み抜きに注意しながら往路を下山。

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八幡平〜黒谷地〜茶臼岳 5/10~5/11

2024-05-11 20:18:20 | 八幡平(積雪期)

昨日はガスの八幡平。山頂付近ではうっすらと積雪もありました。

ドラゴンアイ立ち入り規制用ロープにはびっしり霧氷。こう言うものは美よりも実。丁寧にこそぎ落としていきます。

山頂デッキも徐々に露出が進んで、デッキの高さを感じるようになって来ました。

八幡沼湿原の木道も露出が進んでいますが、融雪の際の雪落としも欠かせない作業。

源太森裏のお花畑にルート替えしてしばし。融雪に従い、ジワジワ夏道に近づけていきます。

これからの時期注意しなければいけないのが、黒谷地湿原と黒谷地口の間の踏み抜きです。薄くなったところは予め落としておきます。

今日は黒谷地から入って、茶臼口まで。

黒谷地湿原は半分以上露出です。

年々腐食が進む木道の補修も最近は欠かせなくなっていますが、沢に掛かる木道は業者さんじゃないと、我々には手が負えません。

黒谷地から茶臼山荘の間は、ほぼ雪の上を歩きますが、これから融雪に従って灌木類が立ってきて歩きづらいところも多数出てきます。

補助看板の設置も必要に応じて。

茶臼山荘から茶臼岳の間は、半分雪。適当な間隔で歩きやすいところにピンクテープで目印で誘導しています。

山頂手前からは雪がなくなります。

今日は土曜日ですが、人影なし。最近、ドラゴンアイの人気で八幡平山頂方面には大勢の行楽客がいるのですが、それ以外の場所では、登山客が減少しているように感じます。

山頂から八幡平の山頂方面。熊沼の水面も半分ぐらい露出しました。

茶臼山荘からの下山。生命の危険が無い場所にはステップはありません。

一昨日作ったステップを今日は拡張作業。

一番恐怖を感じるトラバースも拡幅。3〜4日は大丈夫かなと思いますが、茶臼口から茶臼岳へ向かう方は、足元の装備はきちんとしたものを選んでください。

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茶臼岳 5/9

2024-05-09 18:40:50 | 八幡平(積雪期)

今季初、路面凍結のためアスピーテライン閉鎖。ですが、こちらは業務車両ですので、今日もお山に上がって作業です。

霧氷雨氷で木々の枝は一面真っ白。

毎度毎度書いているのでしつこいようですが、融雪も早めに推移しており、茶臼口から茶臼岳に向かう登山道もかなり露出してきました。

茶臼口から前山までは危険なところはほぼなし。

雪解けともに落枝や倒木も露出してくるので、こういうものの処理も、この時期の重要任務です。

GWも終わると、アイゼン&ピッケルを持参しない軽装の登山者の入山も増えて来ます。スキーヤーやスノーボーダーのダウンヒルも困難な状況になると、茶臼岳山頂直下のステップ堀りのタイミングです。残雪期の、この斜面のトラバースはかなり難易度が高いので、ステップをまだ掘っていない時の茶臼口からのアプローチは回避すべきでしょう。

茶臼岳山頂直下の雪渓は、茶臼山荘まで一通りステップを掘りましたが、気象条件により必ずしも万全なコンディションとは限りませんので、十分注意して通過してください。

Carole King - So Far Away (BBC In Concert, February 10, 1971)

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八幡平 5/8

2024-05-08 19:26:05 | 八幡平(積雪期)

寒気が降りて来た今日は寒かった。。。

登山口の木々の枝に雨氷。

寒いとは言え、今シーズンはかなりの勢いで融雪が進み、ステップ掘りや誘導用の竹竿差し直しの作業も、例年より早いスケジュールで季節が進んでいます。

例年6月に入ってからピークを迎えるドラゴンアイは、融雪とともに浮いたり沈んだりしながら徐々にピークの状態へと変態を遂げていくのですが、今年はどうでしょうか?

鏡沼分岐から八幡平山頂の間は、アオモリトドマツの間を縫うようにして、誘導用竹竿を差したり補助看板を設置したりして、道迷いの無いように努めております。

八幡沼の解氷はもう一息。気温の高い日が数日続けば、水面が現れてくることでしょう。

八幡沼湿原は湿原中央部から露出が始まり、融雪の際の踏み抜き防止のため、あらかじめ積雪の薄いところは、掘って落としています。

池塘も現れて来ました。過去最速の融雪スピードと言っても過言ではありません。

キスゲ通りも湿原の露出が始まりました。

過去の記事を参考に↓

2023.5.10  2022.5.8  2021.5.7   2020.5.7  2019.5.7~5/8 

ファイト!

 

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ステップソール講習@八幡平

2024-05-06 17:56:16 | レッスン

GW最終日。お天気は下り坂でしたが、雨が降るまでとはいかず、強烈な日差しもなくちょうど良い塩梅で、登り返しの良い練習が出来ました。

レストハウス下の斜面の比較的縦溝の浅いところを探して、、、、

さらにデラがけで、この界隈で最も平らな斜面を作り上げました。

シーズン最後のレッスンです。教えるほうも、教わるほうも気合い十分。

キックターン各種の技術力。斜度があろうが、確かな技術があれば登れます。

急斜面で落差少ない小回り練習。今日は内脚にフォーカスして成果がありました。

やっぱり大事な反復練習。良い感触が残っている間に、もう1回良い練習が出来ると良いですね。

Oさん、何度の登り返しての練習、大変お疲れ様でした。

これでRASU-T23/24シーズンのテレマークレッスン&ガイドは終了です。ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

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ステップソールツアー@源太森

2024-05-05 20:11:53 | 八幡平(積雪期)

今日も良いお天気となった八幡平は、アスピーテライン沿いでは多くの行楽客で賑わい、山中の往来も多く、ゴールデンウィークの人出のピークとなりました。

アスピーテライン沿いの喧騒を他所に、山の中ではなるべく人口密度の低いところで、ひっそりとツアーは進む。

ラスティーらしくなく、今日は当て込み大会で幕開け。思いの外、盛り上がりを見せました。

皆さん、こういうことも案外好きなのね。またやりましょうね。

山は真っ平な斜面ばかりじゃないですからね。

対応力アップのためにも、楽しむ中にも練習の要素があることも大事かもね。

ヤマザキ春のパン祭りに並ぶ、春の縦溝祭りも継続中ですが、なるべく溝の浅めなところを選んで登り返しのエンジョイモード。

ギュイーンと言わせてみたり。

縦溝のボコボコ斜面では、ラスティー格言に従い「何かあったら抱え込め」的対応も、自然と反応出来る皆さんの滑りに目頭を熱くしてみたり。

地形に合わせてのライン取りのコーディネートにセンスが出ます。

散々滑っても、残り少ないシーズンを思えば、後ろ髪引かれる思い。

最後まで、なるべく滑走可能な斜面を繋げてダウンヒル。

縦溝があろうがなかろうが、合わせて滑れる対応力。

口角を上げてスマイルで滑れば、パフォーマンスもアップします。最終的には精神論。

皆さん、テレマークが好きなのね。

狭いところからの瞬間的に40°の斜面で〆!いやはや、よく滑ったわい。

皆さん、お疲れさまでした。

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ステップソール講習的ツアー@前モロビ 5/4

2024-05-04 20:47:29 | 裏岩手縦走路

今日は樹海ライン涼風の滝から前モロビ。

取っ付きから急登ですが、日頃鍛えしラスティ生の皆さん、ステップソールでシール無しでもグイグイ登ります。

例年滑る急斜面は全層雪崩のリスクもあり、今日は先日の雪崩現場の見学だけに留め、練習ゲレンデへ移動。

斜度は少し緩めですが、コンディションの良いところ選んで、登り返して滑る!滑る!滑る!

一滑り毎にコンディションが整っていき、縦溝も徐々に浅くなる。

目的を持っていれば、いくらでも登り返せる。・・・だよねー。

それぞれのペースで自分の課題に取り組んでもらいましたが、他人が滑っている時にも暖かい眼差し。他人の滑りも参考になるんです。

一人では続かない集中力も、仲間がいれば頑張れる。メンタルも重要。

岩手山へ向かってダウンヒル。滑ったら登る。単純作業の繰り返しですが、このロケーションなら苦にならない。

皆さん、練習の成果も目に見えて、昨年比倍増のパフォーマンスでした。良い感触でシーズンを締めくくることが出来そうですね。

細かい技術論の重要性もさることながら、飽きずに繰り返し練習に没頭出来る才能も重要なのです。

春の祭りと言えば、ヤマザキ春のパン祭りか、八幡平春の縦溝祭り。縦溝克服のちょっとしたコツの練習で〆です。

ほんとにちょっとしたコツなのです。

さあ!荷物を背負って下山開始!・・・ですが、、、『嗚呼!もっと練習したい!』って気持ちになるなんて、なんて素敵なことでしょう。なんでわざわざテレマークって、、、必要性や効率性からのアプローチだけでは説明出来ないメンタリティ。

もうここまで来たら後戻り出来ないって理由もあるけどね。

やっぱり山行って、テレマークターンを決めたいからに決まってるじゃないですか。

皆さん、大変お疲れ様でした。

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