すーさんの山日記

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ステップソール講習的ツアー@モッコ岳 4/21

2021-04-21 22:20:53 | レッスン

今日はアスピーテラインが通行可能となり、A夫妻とアスピーテラインの県境からモッコ岳へとステップソールでのツアーへ行ってきました。

風速10m/s以上はあろうかという強風で、気温も低め。北向斜面はカチンコチンです。

モッコ岳への登頂は早々に諦め、いつものバーンで登り返してのエンジョイモード!・・・とばかりいかないのが、RASU-Tツアー。究極は『Don't think!Feeeel!』のドランゴの境地ですが、その日の一本目のワンターン目に無策で行くのはなし。

手強い雪には、それ相応の対応力が求められます。「さあ!まず一本目は気持ち良くいきましょう!」というガイドの甘い言葉に騙されてはいけない。

もちのロン、登り返しの練習にはキックターンの練習も含まれます。谷開き、山開き、キックターンは不得意では済まされませんから。

日当たりを考え、良い緩み具合の斜面の向きを選択し、難し過ぎず、簡単過ぎずという絶妙な塩梅の雪質で修行モード!でも繰り返しやっていくうちに、徐々に体が反応するようになりますよね。

急斜面の練習も忘れずに。引き出しは多いほうが良いですが、どの局面でどの引き出しを開けるか。。。

滑りも登りも、何度も繰り返しやることで、体が覚えていく。ステップソールと八幡平は相性抜群です。

広大な斜面はないけれど、課題を持って望めば、こんなに良いフィールドはありません!

自然は自分の都合の良いようにはいきません。お天気も雪質も。山を滑るには、合わせることが重要です。野を巡る獣のように、流れる水のように。

そんな折、野を巡るクマの足跡。今シーズン初のクマの足跡との遭遇でした。この辺、クマの通り道なんです。

野を巡るクマと言えども、ちょいちょい滑って遊んでます。動物には感情がないだって?そんなことがあるでしょうか?足跡から察するに、これはもう遊んでます!

クラストした斜面を蹴散らした雪とともにダウンヒル。スキーは雪と重力のない世界では出来ません。重力に逆らってはいけない。雪とケンカしてはいけない。

風下側で飽きるまで滑った後は、強風吹き荒ぶ稜線を経て、アスピーテライン見返峠まで無事帰着。

途中、アスピーテライン 源太岩展望台からモッコ岳を遠望すれば、登り返して刻まれたシュプールが幾重にも重なる。

本日は強風下、コンディションの悪い中でしたが、良い練習出来ましたね。お疲れ様でした。

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