今日はK夫妻と、松川温泉起点、三ツ石からニセ小畚をぐるりと回ってのステップソールツアー。とは言え、今日はただ案内されるだけではなく、読図、歩行のライン取り、キックターン等々、山を歩くにあたっての能力高上を目指してのツアーです。
積雪量少ない奥産道は、雪が途切れ途切れで、時折、板を担いで歩くことも強いられます。
奥産道終点からは、本格的に読図の訓練。1/25000の地図とにらめっこしながら、三ツ石山荘を目指します。
地形的特徴の少ないこのエリアで迷わず歩くには、現在地確認が肝要。
クマのフレッシュな足跡もあり、そろそろクマとのニアミスも注意しないといけないところです。
読図が出来て、これだけ晴れていれば、いろんな手がかりから目的地へ達せられるはず。
三ツ石山荘で一休みした後は、ニセ小畚へ向け北上。寒気が入った本日の雪面は硬い。こう言う時には歩行力が試されます。
ニセ小畚手前の三ツ沼は、寒気が入っていなければ水面が見えていてもおかしくない。
自分の力で切り開いていく山行は、理想の雪ではなくても、連れて行ってもらう山行よりも充実感が得られるはず。
ダウンヒルも一筋縄ではいかない雪でした。
山は優しいだけではないもんねえ。そう言う時に備えて、スピードをコントロール出来る確実なテクニックです。
引き出しは多いほうが良いですが、でもどこでその引き出しを開けたら良いか?ってところまで。
時に自然は厳しく、それに合わせることが求められると言うのが山なんですね。
ツーステップは最終兵器。最終兵器の完成度を100%までアップしたいところです。
本日は、学習的なツアー、大変お疲れ様でした。