保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

歯周病の治療「再生療法」・・・①また腫れと痛みが出始めた

2020年04月28日 | 歯の健康&インプラント

左の奥歯(上下6&7番)については次のような経緯があります。

11年前(H21年11月):左下7番インプラント治療完了(右3本、合計4本)
4年前(H28年):左下7番インプラント脱落(結果、耐久7年)
2年前(H30年):左上6&7番出血あり、歯周ポケット深さ5㎜⇒中度の歯周炎

1年前(H31年):左上7番 1カ所歯周ポケット10㎜⇒重度の歯周炎
噛み合う歯がなく6番保護の目的もあり抜歯

 

【歯周病の目安】

*健康な状態:歯と歯茎の隙間=歯周ポケット1~2㎜

・歯肉炎:歯周病菌の出す毒素によって歯茎に炎症が起こり
歯茎が赤みを帯びて腫れたような状態になる。
ブラッシングで出血することもある(3㎜以内)

・歯周炎(軽度):歯茎が赤く腫れ、ブラッシングや食事の際に出血こともある。
冷たい水がしみたり、歯を押すと前後に動くようになる(3~4㎜)

・(中度):歯茎がブヨブヨと腫れぼったくなり出血が増え
膿が出るようになる。歯茎が痩せて歯が長くなったように
見えるほか前後・左右にグラつくようになる(4~6㎜)

・(重度):歯茎が真っ赤に腫れあがり、膿が出て
出血もひどくなる。歯槽骨が半分以上破壊されるため

       歯のグラつきも酷くなる(6㎜以上)

 

子供の頃の不養生が災いして、奥歯については
かように維持管理にお金を掛けつつ難儀を強いられています。

今回、左上6番が噛む際に痛み出し、その後外側がぷくっと腫れたので
ちょうど6カ月毎の健診時期でもあり4月初めに受診、いつも通り
歯周ポケットを測定し、その後2回のスケーリングと
ルートプレーニングによりプラーク&歯石除去を行ないました。

その際、左上6番内側の測定値はなんと10㎜

前回5㎜(中度歯周炎)だったのですから、まぎれもなく
"重度"に進行してしまったことになります。

 

【歯石除去(スケーリング)の目的】

毎日の歯磨きは歯垢(デンタルプラーク)を落とすためですが
磨きグセなどが原因で磨き残しが蓄積されることが多いです。
残った歯垢は時間が経つと表面がザラザラとした硬い歯石へと変化し
歯ブラシでは取り除けなくなります。また表面がザラザラしているので
より一層歯垢が溜まりやすくなってしまいます。このため
歯科医か歯科衛生士の有資格者が、先端がとがったスケーラーという
器具を使って歯石を掻き出すように除去します。

 
【ルートプレーニングの目的】

ルート:歯の根
プレーニング:硬く滑らかにする

ルートプレーニングが必要になるのは、主に中度の歯周炎個所で
歯肉の縁よりも下、つまり歯周ポケットの内部の歯根に
溜まった歯垢が多くの場合、歯石化しているからです。すると
細菌の毒素が歯根表面を覆うセメント質に浸透して「汚染セメント質」
となり、歯石を取り
除いても歯肉が歯根の表面にくっ付かず
歯周ポケットが改善しにくい状態を
生み出してしまいます。
このため歯石を取り除いた後はルートプレーニングで
汚染セメント質を
除去して歯肉の付着を促し、かつ歯根表面をツルツルと
滑らかな状態にして
歯垢が溜まりにくい状態にする必要があります。

(続く)

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