保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

スタッドレスタイヤ

2009年12月17日 | クルマ販売と板金修理の実録

今さらながらですがスタッド(スパイク)がない(レス)から
“スタッドレス”と呼ばれていて
各メーカーによってミゾ、サイプ(切れ込み)、ゴムの材質によって
いろいろ特長付けられているのですが
基本的な性能発揮温度が氷点下数度で作られているから
それ以上では100㌫の謳い文句通りの性能は
発揮できないことを知る人は少ないです。

「あのメーカーが良い」とか「このメーカーは悪い」とか
人によって様々な意見があって万人共通の評価はないように思いますが
それは雪質によっても効きに違いがあることが影響しているからでしょう。

同じクルマで同じ日の同じに試してみないと
単純な比較ができないだけでなく
その結果もその雪質に限った性能評価になってしまいますから
これだけでそのタイヤのあらゆるシーンでの性能を語るわけにはいきません。

BSブリザックは凍結路は強いが
積雪路は目詰まりを起こしてしまい意外と弱い、なんて
皆さん街の評論家になるのがこの季節です

そうは言ってもBSのブランド力は強く
今回ポロをご購入いただいたH様にも
“年式落ち(06製造)”の格安ブリザック(1本6500円!)を
お買い上げいただきました。

私がこのスタッドレスタイヤなるものを最初に目にしたのは
VW代理店ヤナセのショールームに流れていた
コンチネンタルタイヤのデモビデオ(ベータかVHS)と
横に置かれていた実物でした。

当時はスパイクタイヤ全盛の昭和50年代でしたので
「こんなモノが効くの?」と大いに不安を感じたのですが
「ヨーロッパでは石畳の道路が多くそれを保護するため
またアルプス越えなどでは突然の道路変化で両方の性能が必要」と
まるで自分が住んだことがあるような講釈を言う
ヤナセの営業マンの話がヘンに記憶として残っただけで
もちろん履くことはありませんでした。

スパイク規制が現実味を帯びてきた昭和50年代終り頃
新車の営業マンだった私はデモ用に格安で手に入れたミシュランを
自家用兼借上げ車の赤のコルディア1800SEにいち早く装着して
正直、想像以上の効きに驚いたものです

冬の志賀高原に日参してデリカ4WDを売り込んでいた時期で
12㌫の登り積雪路もノーチェーンで平気だったのですが
地元ナンバーのスパイクタイヤは通してくれた料金所のチェーン規制で
チェーンを巻けとショッチュウ言われることに閉口したり
(もちろん無視して突破!スミマセンでした)
さらに勾配のキツイ新雪の登りでどうしても上がれず
RRならイケルのでは、と窓から顔を出してバックで
数百mのS字の連続を上り切った無茶もこの頃のお話です

それから2、3年経ってから国産メーカーが続々と発売して
次にどれを履こうか物色していたところ
主力取引先のヨコハマタイヤが「ぜひ」と言うので
試しにリア(コルディアはFF)の2本に装着して積雪路に乗り出したのですが
前2本は中古にも拘らず、コーナリングはFRの如くリアが滑って
「こりゃダメだ」とまたミシュランを購入したこともありました。

それほどに当初の国産スタッドレスは情けない商品だったのです。




 

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