保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

「適当に直す」が意味するものとは…

2009年02月17日 | クルマ販売と板金修理の実録

主に低年式車の傷、凹み修理の見積もり依頼で

「適当に直して欲しい」と

ユーザーからよく言われる。

いろいろお話をしていると、要は「修理代を安く」と

ほとんど同意語であることに気付く

 

この“適当”ほど、まさに適当な言葉はないのであって

学問的に解釈すると

お客様の価格面での要求にうまく当てはまる(意味1)

価格で

いいかげんな方法(意味2)で直して欲しい」

となるのであろう。

つまり、お客様にとっては

“適当”の持つつの意味を両方含んだ

すばらしい言い回しであるのだ

 

ところが修理をするこちらにとっては

「いいかげんに直す」ことはきわめて難しい。

 

板金と塗装工程においては

「満足の行く仕事をしたい」というモチベーションとの戦いになるわけで

「不満足でやめろ」と言われてもできるものではない。

 

だから結局は

同じ仕事をして安いお代を頂くことになることが多いのだ

 

おもしろいもので

いい加減にしよう

なんて思って板金と塗装作業をしていると

一発でバッチリうまくいってしまう

なんてことになったりして…

 

                      

今回入庫のプリメーラは

リアバンパーを交換しなければならないから

中古部品を使える。

エンドパネルが押されているのは

塗膜をトバサナイようにして引いたり押したりして

なんとかバンパーが取り付く位置まで戻す。

エンドパネルを真剣に修理すると

これだけで4~5万円にはなってしまうからだ。

 

こうした適当な修理はお見積もり段階で

お客様の要求度合をつかんだ上での

いいかげんな修理内容と価格提示がとても重要なことになる。

 

N様にもきっと喜んで頂けるものと確信している

 

 

 

 

 

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