保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

歯周病の治療 「再生療法」・・・②歯槽骨(しそうこつ)が溶けている

2020年05月01日 | 歯の健康&インプラント

歯周病が進行している左上6番(大臼歯)の治療は
麻酔を掛けた後、歯茎を切開し内部の歯根面に付着している
プラークや歯石を目視で取り除く「歯周外科治療」を行ない
さらに可能ならば、溶けた(または吸収された)歯槽骨等歯周組織の
「再生療法」を施うつもりだとK医師から説明がありました。

ただし最低でも1年後にどの程度
歯周組織の再生が出来るかは分からないという条件付きです。

 

歯周組織(ししゅうそしき):歯を支える周囲組織の総称で
軟組織の歯肉、歯根膜と硬組織のセメント質、歯槽骨の4つ。
この歯周組織が炎症により破壊される病気が歯周病であり
基本治療としてスケーリング、ルートプレーニング
さらに歯周外科治療が行われる。

 

再生療法の可否の判断のために先々週CT撮影をした画像がこれ。

3本の歯根に囲まれた黒い部分は
歯槽骨が溶けてそこに溜まったプラークや歯石などです。

こうなってしまうと、ここには歯ブラシが全く届かないので
外科的な処置ち(歯周外科治療)で全て除去するしか方法がないそうです。

その上で、可能ならば歯周組織の再生を促すリグロスという
薬を塗布し、本来備わっている骨の再生能力を発揮させ
この溶けた歯槽骨などを補う、つまり再生させるという治療です。

そしてこの画像から再生療法が可能と判断されました

ただし実際に外科的な処置を施している段階で
再生治療は不可能と判断が変わることもあるそうです。

リグロス:やけどなどで失った皮膚の再生に使用されている薬剤と
同じ成分(主にタンパク質)でできている。2001年から使用が開始され
すでに20年近い実績があり、信頼性は確かとされる。
歯根の表面に塗ることで
歯が生えてくる時と同じような環境を作り
歯周組織の再生を促す。
歯周病によって失われてしまった
歯周組織(歯槽骨や歯根膜など)を
再生させることで適切なブラッシングが
し易くなり、プラークや歯石が
溜まりにくい状態が作れるので
歯周病の進行や再発のリスクを低減できる。

 

(続く)

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