旧駅舎の中にあった、掲示板。どれも駅に対する感謝がつづられています。「こんなに素晴らしい駅舎がダム建設によって沈んでしまうなんて・・・。初めて来ましたが、改めて素晴らしい駅舎です!」「この素晴らしい駅舎そして美しい吾妻渓谷、日本一短い樽沢トンネルもすべて奪われてしまうのは寂しい。今はただ、この駅舎にお疲れさま」など・・・。
郵便ポストも1日1回取り集め。昔は地元の長野原局だけど、今は中之条郵便局。遠く離れた草津温泉も、中之条郵便局管内。民営化前なら、郵便局窓口がお休みになる土日に「風景印お願いします」と付箋を添えてポスト投函すると、「群馬・草津」の風景印を押してもらえました。しかし、現在は中之条郵便局が集配なので、リクエスト通りの風景印は難しいでしょう。
駅の横にあった、「川原湯温泉駅に変わりました」看板。
改称があったのは、平成3年。なんと今から23年前。もうすぐこの駅がなくなるので、仕舞っておいたものを再び出しているかも知れません。
駅前通り。1946(昭和21)年開業当時は、温泉に出かける客でかなり賑わっていたに違いない。
八ッ場ダムの候補地にあがり、やむを得ずその場から離れていったのか今はかなり寂れています。
もし、ここが八ッ場ダム建設地でなかったら、この温泉通りは昔ながらの面影を残していたかも知れない。
この図で、なんとなく水没のイメージがわかりました。現在地はおよそ水深70メートルの湖底に・・・。
水没エリア内の川原湯郵便局。
ゆうちょ銀行のオンライン端末、切手販売管理や郵便料金を設定し、メータスタンプが出てくるPOS端末、ATMや風景印、事務用具、机、椅子などは持ち運べるものはすべて撤去。
郵便ポストは移転するのに手間がかかるので、そのままになりそう。干ばつ時に湖底からにょきと局舎に郵便ポストはありえそうです。
群馬県道238号線。
日本一秘境村の青ヶ島も236号線。そのような「都道 236 東京」の六角形に下に地名を示す「青ヶ島村池之沢」の標識は1つもありませんでした。たくさん作って、立てておけばマニアが押し掛けるようになり、観光振興にもなれるんじゃないかな・・・。ちなみに青ヶ島の細かい地名は丸山付近なら「池之沢」「恋ヶ奥」。人が暮らしているところは「休戸郷(やすんどごう)、役場・小中学校周辺の行政中心地は「中原」(なかばら)。九州や沖縄の「原」は「ばる」と読むところが多いけど、青ヶ島は「なかばら」。人が暮らしている西側は「西郷」(せいしごう)。郵便局や居酒屋「もんじ」も、そのあたり。ヘリポート付近は「ジョウマン」。今回お世話になった為朝荘さんのところも、戸籍は「無番地」だけど、厳密に言うと「青ヶ島村ジョウマン」という地名になります。それらを一括し、「岡部」。
ここは群馬県の川原湯だけど、この風景は道幅が狭く、まるで青ヶ島を思い出せます。
水深70メートルとは、深い!!!
水没させる必要ってあるんでしょうけど…。
こんばんは、コメントありがとうございます。
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はい、そのとおりです。干ばつ時に昔の遺構が出てくると切なくなりますね。